世界最長1万m越え滑走路が湖底にあるワケ 米エドワーズ空軍基地 滑走路数も世界最多!

14本も滑走路を抱えて何をしてるの?

 2019年現在、エドワーズ空軍基地は空軍第412試験飛行航空団と、連邦航空宇宙局(NASA)アームストロング飛行研究所(旧名ドライデン飛行研究所)などの実験飛行場となっています。

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1981年4月14日、最初のミッション(STS-1)を終え、宇宙から帰還し乾湖へ着陸するスペースシャトル「コロンビア」(画像:NASA)。

 世界初の超音速機ベルX-1、人類最速となる7274km/hを叩き出したノースアメリカンX-15、1980年代から2010年代にかけ、アメリカの有人宇宙飛行を支えた「スペースシャトル」など、数多くの機体がロジャース乾湖を常用の滑走路として使用しています。

 またこれら実験機や宇宙船だけではなく、F-22やF-35といった戦闘機をはじめとするアメリカ軍実用機のほとんどすべての機種も、エドワーズ空軍基地において開発試験が行われています。とはいえやはりこうした通常の飛行機は、ロジャース乾湖を使うことはあまりなく、前述のコンクリート舗装された通常の滑走路を使っているようです。

 アメリカ製の軍用機・実験機の写真において、平坦な砂漠に置かれたものや、その上空を飛行している写真を見かけた場合、多くはロジャース乾湖で撮影されたものであると思ってほぼ間違いありません。そしてその湖底の滑走路は試験飛行のほか、おもに緊急着陸用として使われ、いつでもどこでもあらゆる方角へ多様な緊急着陸の選択肢を提供し、これまでアメリカの最先端航空技術開発を支え続けてきたのです。

 第2次世界大戦後、アメリカは航空技術において常に世界をリードしてきました。いわば人類の航空技術の大部分は、このロジャース乾湖から生まれたともいえるのではないでしょうか。ロジャース乾湖はいまなお、現役の滑走路として整備され続けています。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 将来はスペースプレーンが離着陸する宇宙港になりそう

  2. 離陸重量1000トン超クラスの超大型貨物機とか妄想できるな、こんだけあったらw