「道の駅?」「いいえ、国際空港です」 開放的なハワイ・コナ国際空港(写真37枚)

「国際空港」というと、立派なターミナルビルを思い浮かべるかもしれませんが、アメリカ・ハワイ島のコナ国際空港は、壁がないチェックインカウンター、屋根のない出発ロビーなど、「道の駅」や「バスターミナル」のようです。

壁がない空港ターミナル

 アメリカ合衆国ハワイ州、ハワイ島にあるコナ国際空港(KOA)は、知らなければ「道の駅」にも見える開放的な空港です。

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南国のコテージのような屋根が並ぶコナ国際空港。側面の壁はない(2018年8月、恵 知仁撮影)。

 おもにアメリカの国内線が発着する規模の小さな空港ですが、JAL(日本航空)の成田線(毎日運行)、ハワイアン航空の羽田線(週3便運航)も飛ぶ国際空港。しかしターミナルビルは存在せず、チェックインカウンターは南国のコテージのような大屋根の下。側面の壁がない場所が多く、ハワイの風が吹き込んできます。

 保安検査場も、その機械などがある場所は屋根の下ながら、そこへ並んでいるときに上を向くと、広がるのは大空です。

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大屋根の下にあるチェックインカウンター。
小規模な店舗などで囲まれた“中庭”。
JALカウンターのスタッフ(ハワイアン航空に委託)。

 検査を受けて中に入ると、搭乗口や小規模な店舗などで囲まれた“中庭”のような場所があり、見上げれば、広がるのはここでも大空。小さな屋根しかない搭乗口も存在し、まるでバスターミナルのようでもあります。

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