2019年春に「誕生する駅」 新線開業、震災からの復興、「下車できない」新駅も?

春は別れと出会いの季節。ダイヤ改正などに合わせてJR西日本おおさか東線では4駅が開業。京都鉄道博物館の近くや、東日本大震災からの復興に関連した新駅、道がつながっていない観光用の駅なども新たに誕生します。

山口県に「下車できない駅」?

 東日本大震災で被災し、不通が続いていたJR山田線の釜石~宮古間は、JR東日本による復旧工事の後、同社から三陸鉄道に移管され、2019年3月23日(土)に盛~釜石~宮古~久慈をつなぐ三陸鉄道リアス線として8年ぶりに運転が再開されます。釜石~宮古間では、JRから三陸鉄道に継承される駅のほか、新たに2駅が設置されます。このほか、3月下旬に錦川鉄道、4月にJR東日本で臨時駅が開業します。

払川(三陸鉄道リアス線、岩手県宮古市)

 三陸鉄道リアス線の開業に合わせて、豊間根~津軽石間に開業。駅愛称は「新たな希望」です。宮古市は1日あたり103人の乗客を見込みます。払川地区は津波の被害がなかったことから、被災地域からの移住者が増えたとのこと。

八木沢・宮古短大(三陸鉄道リアス線、岩手県宮古市)

 三陸鉄道リアス線の開業に合わせて、津軽石~磯鶏間に新設される駅です。駅愛称は「八木沢川のせせらぎ」。近隣に岩手県立大学宮古短期大学部、宮古市立河南中学校、国立宮古海上技術短期大学校、岩手県立宮古水産高校があり、八木沢団地も整備されています。近年は災害公営住宅も整備され人口は増加しています。宮古市は1日あたり152人の乗客を見込んでいます。

清流みはらし(錦川鉄道錦川清流線、山口県岩国市)

 3月19日(火)、錦川清流線で26年ぶりに開業する新駅です。錦川の清流を眺めるための“展望駅”で、イベント列車のみが停車します。展望スペースを設置するとのこと。利用したい場合はイベント列車の運行を確認しましょう。ちなみに、駅へ通じる道路はありません。

Jヴィレッジ(JR東日本 常磐線、福島県楢葉町)

 4月20日(土)に臨時駅として開業予定。当面はイベント開催時のみ営業します。特急も停まれる長いプラットホームが用意されました。施設の「Jヴィレッジ」は1997(平成9)年に日本初、日本最大規模のサッカートレーニングセンターとして開設。しかし2011(平成23)年3月の東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故以降は、国の事故対応拠点に転用されていました。避難解除の進捗により、2018年7月からトレーニングセンターとして復活しています。

【了】

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