新名神・新東名きょう開通 「渋滞名所」も激変! 続く春の道路開通ラッシュ
2019年3月17日(日)、新名神高速の三重県区間と、新東名高速の神奈川県区間の一部が開通。東・名・阪を結ぶ「日本の大動脈」で発生している渋滞の改善が見込まれています。また東北地方でも、この春に主要な道路が続々と開通します。
三重県内への経済波及効果、年間480億円!
きょう2019年3月17日(日)は、三重県内の新名神高速、神奈川県内の新東名高速など、重要な道路が相次ぎ開通。そのほかにも、3月から4月にかけて道路開通ラッシュが続きます。どのような道路があり、生活はどう変わるのか、おもな道路を紹介します。
新名神高速 新四日市JCT~亀山西JCT(三重県)
・開通日:2019年3月17日(16時)
・距離:約23km
三重県内の新名神が全線開通し、渋滞が慢性的に発生している東名阪道の四日市JCT~亀山JCT間を山側に迂回するルートが完成します。
2008(平成20)年に新名神の亀山JCT~草津JCT間が開通し、中京圏と近畿圏を行き来するクルマの多くは東名・名神ルートから東名阪道・新名神ルートへ転換しましたが、それにより東名阪道には新名神、伊勢、名阪国道方面の交通が集中。容量不足に陥っていました。今回の開通により、その区間へクルマが分散され、東名阪道の渋滞は、およそ9割も削減される見込みです。
三重の地銀、百五銀行の研究機関である百五総合研究所は3月13日(水)、今回の新名神開通が県内の産業に年間およそ480億円もの経済波及効果をもたらすという調査結果を発表。その報告書で紹介されている国土交通省によるアンケート結果によると、先述した東名阪道の渋滞を避けて三重県内での観光・レジャーを控えた経験のある人は、近隣7県で約3割を占めたといい、この開通による観光誘客への期待は大きいとしています。
日本の大動脈を2車線規格で作ってしまうなんて…。