高速バス、2019年春の新路線【西日本編】 廃止路線も復活、背景に何が?
既存路線の延長も
既存の運行区間を拡大し、空港や遊園地へ乗り入れる動きもあります。
福岡発着路線の福岡空港乗り入れ拡大
西鉄などが運行する福岡発着の路線で、4月1日(月)から、福岡空港への乗り入れが拡大します。対象路線は次のとおりです。
・福岡~延岡線「ごかせ号」(西日本鉄道、宮崎交通)
・福岡~下関線「ふくふく号」(西日本鉄道、サンデン交通)
「ごかせ号」は4往復すべてが、途中で福岡空港国際線を経由。「ふくふく号」は一部の便が、これまでの起終点である西鉄天神BTから、博多BTを経由し福岡空港国際線まで延長運行します。
倉敷・岡山~横浜・東京線の東京ディズニーランド乗り入れ
中国ジェイアールバスが運行する倉敷・岡山~横浜・東京線「京浜吉備ドリーム号」はこれまで東京側の起終点が新木場駅(東京都江東区)でしたが、4月19日(金)より路線を延伸し、東京ディズニーランドが起終点に。新木場駅は経由しなくなります。
このように、西日本ではインバウンド需要を背景に路線の新設や、移動手段の強化といった動きが見られます。外国人の旅行形態が近年、団体旅行から、自身でバスや電車を乗り継いでいく個人旅行(FIT)へと変化しており、大都市から乗り換えなしで観光地などへ行ける高速バスの利用が高まっているのです。今後もインバウンド需要が増大し、高速バスのさらなる路線拡大につながるか、注目です。
※一部修正しました(3月25日11時30分)。
【了】
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