まるで自宅な宿泊施設、京王笹塚駅前に誕生 「地域で消費」促すラウンジの仕掛けとは

京王電鉄と京王不動産が、中長期滞在者向けの宿泊施設「カリオ笹塚テラス」を京王線の笹塚駅前にオープン。「暮らすように泊まれる」のが特徴で、さらにラウンジの仕掛けを通じてエリア内での消費を促し、街の活性化につなげます。

自宅にいるような感覚で

 京王電鉄と京王不動産は2019年3月25日(月)、中長期滞在者向けの宿泊施設「KARIO SASAZUKA TERRACE(カリオ笹塚テラス)」を東京都渋谷区内にオープン。3月28日(木)に報道陣へ公開しました。

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京王線笹塚駅から徒歩1分の場所に位置する「笹塚テラス」。「カリオ笹塚テラス」の入口は左側(2019年3月28日、伊藤真悟撮影)。

 場所は京王線の笹塚駅から徒歩1分の複合ビル「笹塚テラス」内。地下2階・地上10階の建物にコンビニエンスストアや美容院、フィットネスジム、学習塾、住居などが入っていますが、このうち4階から6階までが「カリオ笹塚テラス」です。2017年2月開業の「KARIO KAMATA(カリオ蒲田)」(東京都大田区)に続く2号店として誕生しました。

 客室は3タイプ、計18室で、いずれもキッチンや浴室、フリーWi-Fiなどの設備、テレビや洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなどの家電製品に加え、調理器具や食器などの備品も用意。自宅にいるような感覚で「暮らすように泊まる」「暮らすように滞在する」ことが可能といいます。フロント業務(24時間対応)や清掃などは、京王不動産が一括で管理します。

 1室あたり2人から最大5人までの宿泊が可能。標準利用料(1泊・室)は、1R(定員2人、1室)や1K(同3人、5室)の部屋が1万5000円、2LDK(同5人、12室)が1万8000円です。公式ウェブサイトから各旅行予約サイトを経由して予約できます。

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「カリオ笹塚テラス」の客室。
エレベーターホールに飾られた地上駅時代の笹塚駅の写真。
地域交流ラウンジ「笹塚アキチ!ツナガルラウンジ」。

 笹塚駅は、京王線で新宿駅から約5分でアクセスでき、商店街が充実しています。「笹塚テラス」の地下1階には、地域交流ラウンジ「笹塚アキチ!ツナガルラウンジ」を開設。スマートフォンアプリから笹塚周辺の情報を投稿すると、アプリ内だけでなくラウンジの壁にも映し出される仕掛けをつくり、旅行者にエリア内での消費を促します。ラウンジは充電設備やフリーWi-Fiも用意され、誰でも利用が可能です。

 京王不動産は、沿線活性化と資産有効活用を目的に、宿泊施設の管理・運営事業に参画。訪日外国人を中心とした旅行者を京王線沿線に呼び込み、消費を行ってもらうことで、街の活性化につなげたいとしています。

【了】

【写真】自宅のような客室

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