佐賀県「在来線利用だったはず」 長崎新幹線の未着工区間、フル規格に改めて反対表明

「短期的に整備方針が決まることはあり得ない」

 4月9日(火)の検討委では、長崎県の中村法道知事への意見聴取が行われました。中村知事は未着工区間の整備方式について、フル規格を要望。また、佐賀県分の負担を長崎県が肩代わりできないか、という話に対しては「これ以上の財源負担には応じられない」と拒否する姿勢を示しました。

 26日(金)、検討委終了後の会見で佐賀県の山口知事は、「新鳥栖~武雄温泉間は、すべて佐賀県を通っている。これまで、関係者間で合意されているのは武雄温泉~長崎間の新線整備と、新鳥栖~武雄温泉間は在来線を利用することだったはず」と主張。さらに「地元の意向を無視して、前に進むことはあり得ないということを要望した」と説明しました。

「佐賀県の負担軽減策に関する議論というよりも、本日は入口の議論がほとんどだった」「地元が反対している以上、短期的に整備に関する方針が決まることはあり得ない」とし、長崎県知事の「フル規格」要望と対立する形となっています。

 なお、JR九州の青柳俊彦社長は3月の検討委で、「最も時間短縮効果が得られ、最大限の整備効果を発揮されるうえ、鹿児島ルートでの運営実績もある」などの理由から「全線フル規格による整備」を要望しています。

【了】

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コメント

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27件のコメント

  1. 佐賀県は空気よめ。
    長いものにはまかれろ。
    お前らが勝手な事ばかりいうから、いつまでも経っても長崎まで新幹線が通らないじゃないか!

    • 特に長いものとも思わないし、巻かれる必要もないだろ、何時までも個別の地域を通過点の橋桁みたいに考えるほうが愚かで空気をよんでない証だろうが

    • 誰を指して勝手なお前らとか言っとるの?
      最初から土俵が違うのだから佐賀県の知事さんの言い様に分があるのが理解できんのか?

    • 君みたいに協力を拒む者に唾吐くような事を言う人が新幹線延伸の最大の障害になるんですよ、お伺いをたてて自分等にそぐわない意見だからとて、それを勝手と言うなら何を入り口にするのかね?

    • じゃあお前が佐賀県分は負担で決定な!

  2. 長崎県が佐賀県の分まで金を払えばいいだけの話。それが嫌ならフル規格はあきらめよう。

  3. 長崎本線を三線軌&建築限界拡大してフルサイズ新幹線走れるようにしよう。カーブなんかは恐る恐る徐行で走らせてw

    • 佐賀県は改軌費用は出してもトンネル改修費用は出さないと思う。所要時間も山形で実績のあるミニ新幹線で充分だしフル規格走れるようにしても需要の関係で東京直通は出来ないし。

  4. じゃあ、鉄道だいすきおじさんが空気読んでお金出せばいいだろ。

  5. ・佐賀県は金を出さない
    ・佐賀県内には新鳥栖以外に駅を作らない
    ・並行在来線は松浦鉄道か別の佐賀県内組織が受け継ぐ
    なんてのはダメなんですかねぇ

    • 村〇分?

  6. あの路面電車の乗降の取り扱い方1つ診ても新幹線が必要な地区だとはとても思えんけど?
    仮に新幹線を通した後の受け皿は大丈夫なんかね。

    • 走行中にも関わらず前に詰めて早く降りる準備をしろ!と言わんばかりの運転士のアナウンス、2年前の観光で浦上車庫で降りてクレーム入れて一応に陸運局にも事情話したけど何も変わってないね、あれで車内人身事故でも発生すりゃ客の過失をまさぐるくせに
      こんな土地に新幹線引き入れても時代の摩擦で着火するのが落ちだね

  7. 佐賀県は、佐賀駅→新大阪駅までの直通運転で行けるフル規格のメリットが頭にない。

    特急カモメで博多まで行ければ満足なのか、乗り換えが好きなのか、九州から出たくないのか、わかりませんがメリットを考えるべき
    。佐賀に関西から来る観光客も絶対増える!

    • それは単なる事業者目線だろ、新幹線開業で用が足らなくなる地域も当然あるだろ、保険の勧誘と同じで但し書きは片隅に小さく刻んでリスクは読み取りにくく誘導する手口が新幹線事業だろが
      まあ、民意が追い風の時は民意を尊重して民意が逆風になると暴走しはじめるところは正に政と連携している証だけどな

    • 併結なしなら長崎直通設定=鹿児島直通減少を意味するんですけど大丈夫ですかね?
      山陽区間は新大阪直通列車に置き換え可能なひかり号のスジはほとんど残っていませんよ。
      (東京から山陽区間に直通する列車をなくすなら多少は捻出できるでしょうけども)

      JRとして佐賀・長崎の為に熊本・鹿児島の利便性を下げるなどという経営判断しますかね?

  8. 長崎新幹線なんて元々不要だよ。新幹線で一体何分の短縮なの?鹿児島みたいに1時間以上のメリットあるならともかく、無駄金使うだけで何のメリット無いよ。肥前山口から先を複線にした方が金もかからず、反対も無く。なんの問題も無かったのに、土建屋さんのエゴの為に作るなんて、本当馬鹿だよね。もっと別の物にお金かければ良いのに。

  9. 長崎県民、必死だな。

  10. 並行在来線も未来永劫にわたってJR九州が運営するって確約するなら佐賀県の態度も少しは軟化するんじゃないですか?
    ただこうなれば間違いなくJR九州はミニ新幹線推しに変わるでしょうけど。あの会社としては在来線のお荷物をいずれ切り離せるなら何でもいいんでしょうし、それが無理なら最もコスパのよい方向に寝返るでしょう。

    だいたい推進派は山陽区間の需要と線路容量考えたら鹿児島と長崎あわせて1日何本新大阪直通できると思ってるんだか。
    仮に併結運用するなら分併の余裕時分見るからフルでもミニでもあの短距離では大差ないでしょうし。
    (公表の時間差は最速列車でかつ想定ですからあまり意味をなさないですしね)

  11. 東海道新幹線の幹部等は新幹線の減収は赤字路線の廃止を招き弱者の足を削ぐ事態になりかねないと休日1000円の高速道路を批判してたけどね、元々は公共移動手段の使命すら忘れて、最初から弱者など眼中にすらありもせんに減収となるや弱者を出汁に引き合いに出す会社だからね
    その根元は今の時代の新規新幹線計画にも根付いてる証に、何かと他人の懐をあてにして、開業に至るまでの大義を後から持ってくるだろうに

  12. じゃあもう受益者負担で長崎県が全部金出しましょ。その代わり佐賀県内に駅は作らなくていいから。もし長崎県には佐賀の分の費用までは負担できないって言うならば、それは県にとって長崎ルートは不要ってこと。

  13. いっそのこと熊本あたりから有明海越えていくルートとかどうです?
    これなら佐賀を通る必要がない(多分)のでいいんじゃないですか?
    地図を見ただけの乱暴極まりない意見ですが‥‥‥。
    万が一そうなって佐賀県のJRの本数が減ったりしたら見ものですなぁ。
    まぁ絶対ないでしょうがwwww

  14.  もともと佐賀県では反対が多かったのに、長崎県が送り込んだトロイの木馬こと古川康前知事(現:代議士)が反対自治体を補助金査定やなんやかやで徹底的に苛め抜き、挙句、だましうち的にGOサインrを出した。佐賀県でもし住民投票を行えば、7、8割の県民は「不要」に投票すると思う。新幹線ができれば、不実なJR九州は、在来線を第三セクターで面倒見ろ、と言い出すのは目に見えている。すでに当初計画で新幹線が停車するとされていた肥前山口には停車しない、といったちゃぶ台返しが始まっている。今からでも、サンクコストは切り捨て、無駄な公共事業はやめよう!

    • JRは各々の土地で別会社を名乗りながらも結局は他人の褌で相撲を取ってるところは全国暖簾分けされた会社だよな、度合いは違えどゴネ得、勝ち逃げで振りきろうとする辺りに利用者目線の欠片も無いしね

  15. ミニ新幹線にして、佐賀県内完全無停車としたらどのくらいの所要時間短縮になるのかな? 普通にミニ化するよりは速いでしょ?

    佐賀県内完全無停車なら、県内の標準軌線路にホームは不要で、信号等の設備も減らせるから、投資額も押さえられる。秋田の様に単線並列(佐世保線列車もあるから)で、石勝線の様に最適な所(佐賀駅とかの構内でなくてよい)に交換用の信号所を造ればいい。

    「佐賀県は長崎新幹線に金ださない」=「長崎への速達列車は佐賀県には不要」とも受け取れる。長崎県あってこその長崎本線速達列車である事を忘れてる佐賀県への、脅しくらいにはなる案だと思う。

    ※私は長崎佐賀両県とも利害関係はありません。

    • ・佐賀県にとって旅客流動上の旨みがほとんどない
       (理想論では努力すれば云々ありますが他地域の現状は?)
      ・新大阪直通にしても鹿児島の兼ね合いで設定本数少なくなりそう
       (これを長崎速達に当てられたら結局ほぼ佐賀県素通り)
      ・フル化すれば並行在来線押し付けられる
      ・しかも鹿児島ルート見れば時短効果に比べて料金値上げ幅が高い
      ・多くの佐賀県民は福岡にしか用事がない
      ・長崎県民もどうせ佐賀は素通りする
       (あの距離なら自家用車かバス使うでしょ?)

      このメリットのほとんどない状況で佐賀県を脅してお金出させようと言うこと自体ナンセンスだと思いますし、県として反対するのは当然でしょう。
      国家のグランドデザイン云々というのなら元々高速鉄道網は全額国費でやるべきであって、今のスキームの限界が東京から遠く離れた場所で噴出したのでしょうね。

  16. 佐賀県の山口義祥知事は「佐賀県は、新鳥栖-武雄温泉間の新幹線建設を求めてもいないし、求めたこともない」と公言していますが、これはウソです。新鳥栖駅は、本来、長崎新幹線の駅舎として計画され、既に営業中の九州新幹線(鹿児島新幹線)の駅舎ではありませんでした。新八代駅以北の九州新幹線開業が迫ると、佐賀県は新鳥栖駅の設置を政府・与党に強く要望しました。このとき、計画になかった新玉名駅の設置を望む熊本県や鹿児島県、長崎県なども後押ししました。新鳥栖駅の設置は、将来の長崎新幹線の建設を担保する意味合いもあって、政府・与党は設置を認めました。そうでなければ、2駅間の距離が東海道新幹線・東京駅-品川駅間に次いで短い距離になる新鳥栖駅-久留米駅間はありませんでした。当時、山口氏が旧自治省のどの部署にいたかは知りませんが、彼も前佐賀県知事の古川康衆院議員同様、長崎県総務部長の経験者です。その話は知っているはずなのですが…。それは、それとして、武雄温泉駅-長崎駅間(66km)の開業は23年3月中です。新幹線の車両基地は新大村駅の近くなので車両確保は可能ですが、武雄温泉駅での在来特急との対面乗り換えがどうなるのか。武雄温泉駅以東の肥前山口駅との間は在来の佐世保線を使いますが、この区間は単線です。新幹線区間66kmの間に駅舎は起終点を含めて5駅、ここを時速200kmで走るのでしょうか。また肥前山口駅-武雄温泉駅間のおよそ13kmは複線化するにしても用地を確保しないといけません。山口氏は佐賀空港へのオスプレー配備はさほど悩まずに容認しました。新鳥栖-武雄温泉間を新幹線にするか、一部区間を複線化して在来特急を走らせるか、軍事空港化の道を選択するほど、難しいとも思えませんが…。