都バスの新顔「フルフラットバス」導入進む 人が中で詰まる路線バスの課題解決なるか

増備が進むフルフラットバス、都バス以外は?

 東京都交通局によると、フルフラットバスはデビューから約半年が経った2019年5月9日(木)時点で、29両まで増備されているとのこと。いまでは「CH01」(新宿駅西口~都庁循環)、「上69」(小滝橋車庫~上野公園)、「草63」(池袋駅東口~巣鴨駅~浅草寿町)、「渋66」(渋谷駅~阿佐ヶ谷駅前)など、車両が配置された各営業所の所管路線で運行しているといいます。

 ただ、フルフラットバスは既存の車両より全長が60cm長いほか、ウインカーレバーが運転手から向かって左側にあるといった、輸入車ならではの特徴もあります。そのため、車両が配備されたとしても運転の習熟訓練が必要で、それが済んだところから運行しているそうです。

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「フルフラットバス」は、従来の都営バスよりも車体に白い部分が多い(2018年12月、中島洋平撮影)。

 東京都交通局によると、ラッシュ時における利用状況や、乗客からの意見は現在検証中とのこと。今後、検証や改良を進め、導入の拡大を検討していくものの、具体的な増備計画は未定だといいます。

 メーカーであるスカニア・ジャパンも、「本格的な運行が始まったばかりでもあり、これから様々な意見を集め、今後の販売に生かしていきたい」としています。ただし、都営バス以外での導入予定は、現在のところないとのこと。フルフラットバス、しばらくは「東京ならでは」の存在でありそうです。

【了】

【写真】フルフラットバスの車内

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コメント

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4件のコメント

  1. 駆動系による車内の凸凹はある程度は容認すべきだろ
    とは言っても強引に突貫で免税向けに設計した車内はワンステップより危険だからね。
    要は何処かで一定面積が平らで低ければいいだけの話で何とも誰が為のバスなんだか意味が分からんね
    因みにエンジン他の駆動系を横に配列して客室面積を稼いだバスは日本メーカーにも存在したが、プロペラシャフトを対角線上に配置したり更にデフを小型化した実に面白い作りだったのに当時の生産コストか?整備性の問題からメーカーも生産から撤退してしまった。
    このスカニア車も行く末は同じなんじゃないかな?

    • 国産メーカーと違って、ここは標準仕様で『マニアック』な動力系を用意してるってのが今までとは違うところ。
      さてどう転ぶか興味深い。

    • 日本製でフルフラットが敬遠された理由として、
      いくつかあるけども…
      ●中扉後方の立ち上がりが急坂過ぎた
      ●当時はオートマ車に抵抗がある事業者も多かった
      ●関連してオートマの製造元が当時としては疑問符のつく外国製だった
      ●その外国製変速機など込みで価格も高かく整備性も特殊だった。

      そこで登場したのが尼崎市式ノンステ。
      日デと西工協力のもとで前中扉間は限界まで床高下げでノンステ化。
      中扉から後方はツーステ低床そのまま。

      若干高くなるとはいえ安いノンステ、
      マニュアル車、駆動系は従来通り。

      この尼崎市式ノンステを標準ノンステにしたのが、
      良くも悪くも日本のノンステを完成させてしまったと…

  2. フルフラットバスなら後扉車や3扉車に対応できる。