まちがいだらけの「連節バス」?
多くの乗客を乗せて走るバス。路線環境に合わせて大小のバスが活躍しています。今回は、1台ではさばききれないほど乗客が多い路線で活躍するバスの名称について、意外な事実が判明しました。
「連節バス」と「連接バス」どちらが正しい?
全国各地で活躍するバスのなかには、車体を2つ連結させた個性的なものもあります。そうしたバスは「連節バス」と呼ばれ、鉄道車両のように幌でつながれているため車内を行き来することが可能です。
この連節バス、日本では1985(昭和60)年の「つくば万博(国際科学技術博覧会)」で会場への送迎バスとして導入された際、大きな注目が集まりました。運行は会期中のみの短期間ではありましたが、100両もの連節バスが観客輸送を担っています。また閉会後は、一部の車両が東京空港交通で活躍しました。
現在、国内で連節バスを一般の路線バスとして運行しているのは神奈川中央交通と京成バス、岐阜乗合自動車、神姫バスの4社のみです。海外では採用例が多い連節バスですが、日本国内では道路交通法の特例措置を受けなければ運行できず、数えるほどの路線でしか乗ることはできません。
さてこの連節バスについてネットで検索してみると、不思議な点がありました。「連節バス」と「連接バス」という、2種類の表記があるのです。どちらが正しいのでしょうか?
まず、ネット上ではどちらの表記が多く見つかるのか、「完全一致」を条件として検索してみました。
「連節バス」:約 426,000 件
「連接バス」:約 145,000 件
検索件数では「連節バス」のほうがダントツで多くなっています。しかし「連接バス」の145,000件も、無視はできない数です。
最後の訂正オチが面白かった
いくら「けん引免許不要」とはいえ、けん引車最大の難点である「バック時の逆ハンドル」の理屈を理解し体で覚えなければならない。
まして、後部車両にエンジンが付いてるから一般のバスと運転感覚が全く違うらしい。
連節バスはドライバー泣かせだな・・・