知られざる「南新宿」の世界 小田急で2番目に乗降客が少ない駅、周りは何がある?
駅から北へ 昼休みのサラリーマンはどこから来る?
さて、ここからどこに向かってみようか――ホームで考えていたとき、視界に飛び込んできたのは高層ビル。最上部に「代々木ゼミナール」とありました。まずはこちらに向かうことにします。
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駅の改札を抜けた先にあったのは一方通行の細い道。周りは静かな住宅街といった印象で、ぶらぶらと歩きまわるには最適です。「代々木ゼミナール」を目指し、北のほうへしばらく歩くと、五差路にぶつかります。正面には代々木小学校の正門がありました。調べてみると、この学校はどうやら2015年に近隣の旧・山谷小学校と併合する形で閉校し、現在は渋谷区の施設となっているようです。
さらに3分ほど歩くと、先ほど見えた高層ビル「代々木ゼミナール本部校 代ゼミタワー」に到着しました。向かいにはJR東京総合病院もあります。大手予備校の本部、さらに総合病院が近くにあれば、自ずと駅の利用者数も増えそうなもの。しかしそうならない理由は、なぜでしょうか。
時刻はちょうどお昼どき、サラリーマンの人たちが昼食をとるべく、ぞろぞろと歩いており、行列のできている飲食店もありました。ここまでの行程では、こんなにたくさんの人に会っていません。サラリーマンはどこから来ているのか、その「上流」をたどると、どうやら北であることが分かりました。私が南新宿から北へ向かっていたので、まったく逆です。
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さらに北に何があるのかと歩みを続けるまでもなく、代ゼミタワーのはす向かいに都営地下鉄・京王新線の新宿駅への案内が出ているではありませんか。人々の源流を知るべく北上したところ、たどり着いたのは甲州街道。先ほどまでの住宅街とうって変わって、人もクルマも盛んに往来しており、パラレルワールドに迷い込んだような驚きがありました。
そしてさらに右を向けば、冒頭で渡ったJR新宿駅前の横断歩道が見えます。近すぎです。この南新宿駅の北側界隈は、新宿駅の徒歩圏内でもあるようです。おそらく多くの人にとっては、新宿駅から「ちょっと行ったところ」という扱いなのだと思います。
わが最寄り駅「南新宿」を取り上げていただき感激しております。
駅のすぐ前に住んで65年。小田急線下から2番目ということは10年ほど前に知りました。足柄の手前の栢山、富水などより少ないなんて。
小田急本社も移転して、いよいよ存在意義が薄れていますが廃止されるようすもなくホッとしております。エレベーターも両ホームそれぞれの2基つけていただきました。
これをきっかけに、トラフィックニュースを読んでみようとおもいます。
小田急沿線住民ですが、代々木駅前の勤務先に向かうために利用していたことがあります。
往路は代々木上原で各駅停車に乗り換えて南新宿駅。復路は新宿駅利用でした(代々木駅から新宿駅は歩いて数分の距離)。
ということで、南新宿駅は「小田急代々木」なんです。