プログラミング教育の新モデル、東急が渋谷から発信 区やIT4社と協定締結

渋谷発で、プログラミング教育をけん引

 そのようななかで東急電鉄は、ビル開発などでゆかりのある渋谷の地で築き上げた行政や教育機関、IT企業との関係を生かし、プロジェクト全体の運営など"ハブ"としての役割を担うといいます。また、プログラミング教育発展に向けた他地域への発信も行います。

「IT企業が集積する渋谷の環境とリソースを生かし、地域を巻き込んでプロジェクトを推進します。バラバラではできません。渋谷だからこそ可能なのです」(東急電鉄 沿線生活創造事業部課長代理 石川あゆみさん)

 東急電鉄は、地域が持つ強みを生かしたプロジェクトを渋谷区から発信し、ひいては日本のプログラミング教育をけん引するとしています。

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説明する東急電鉄の髙橋和夫社長(2019年6月17日、大藤碩哉撮影)。

 また、プログラミング教育を提供する機会や場について、東急電鉄の髙橋社長は「従前の場に捉われない、広場や野外などオープンな場所のほうがITに似合っています」と述べ、既存のビル会場で一斉に講義するようなスタイルには消極的でした。

 東急電鉄は「これは日本の未来を育てるプロジェクト。『教育』という観点から、渋谷や沿線の価値向上に繋げていきたいです」としています。

【了】

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