すごい駐車技術 巨大自動車船で流れ作業の神業を見た 商船三井「エメラルド エース」
商船三井が自動車運搬船「エメラルド エース」の見学会を、「海と日本プロジェクト」の一環として実施。約6400台も載せられる巨大な船内では自動車の積み込み実演が行われ、その“神業”に参加者から拍手が上がっていました。
約6400台もの乗用車を積める!
「海の日」を迎えた2019年7月15日(月・祝)、商船三井が東京港晴海ふ頭で、自動車運搬船「EMERALD ACE(エメラルド エース)」を一般に公開しました。
日本財団や国土交通省が主催する「海と日本プロジェクト」の一環として行われたもので、事前に応募した多くの子どもたちを含む約600名が見学。海に囲まれた日本での暮らしにおいて、船による輸送が大切であることを伝えたい、といった思いがあるそうです。
自動車運搬船「エメラルド エース」は「世界初の新造ハイブリッド自動車船」として建造され、2012(平成24)年に完成。航行中に太陽光発電で得た電気をリチウムイオン電池に蓄えることで、ディーゼル発電機を動かすことなく、停泊中、船内で必要な電気を得ることができます。
「エメラルド エース」は今回、アフリカのコートジボワールから約25日かけて、日本へ到着したところ(途中、シンガポールで給油)。このあと日本製のクルマを積載し、パナマ運河を抜けて北米の東海岸へ行くそうです。
そんな話の規模が大きい船ですが、その船自体も巨大です。全長199.9m、全幅32.26m、高さはおよそ50m。小型の乗用車であれば、約6400台も積載できるといいます。
「到着後に降ろしやすい様にクルマを停める」ことに触れておくべき。その為のバック停車なのに、「なんでバックで?」と思われてしまう。