すごい駐車技術 巨大自動車船で流れ作業の神業を見た 商船三井「エメラルド エース」

商船三井が自動車運搬船「エメラルド エース」の見学会を、「海と日本プロジェクト」の一環として実施。約6400台も載せられる巨大な船内では自動車の積み込み実演が行われ、その“神業”に参加者から拍手が上がっていました。

世界の海を行く巨大立体駐車場で、流れ作業の神業を見る

「エメラルド エース」の内部構造は、かんたんにいえば巨大な立体駐車場。世界の海へ航海していく巨大な立体駐車場です。

 ただ一般的な立体駐車場と大きく違うのは、「船であること」は言うまでもありませんが、「フロア(層)の高さを変えられること」です。全部で12層あるうちの2層は、床の高さを変更可能(層の高さを変えられる)。高さがある大型車や重機も積載できるようになっています。

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前後30cm、左右10cm間隔で積載されたクルマ。
層の高さを変えるためのトラック。荷台のジャッキで床を上下させる。
ブリッジに備えられている防弾ヘルメットと防弾チョッキ。

 この日、クルマの積載実演も行われ、その“神業”を目の前で見ることができました。

 ドライバーはクルマへ乗り込むや否や、誘導員の指示灯と笛に従ってバック運転を開始。駐車位置へ停止し、ドライバーが下車すると、すぐ今度は別のドライバーが運転するクルマが誘導員に従って、テンポ良く、流れ作業のようにバックしてきます。

 駐車されたクルマどうしの間隔は、前後が30cm、そして左右はわずか10cmと、こぶし1個分しかありません。サイドミラーはたたまれた状態で、バックモニターも不使用。“神業”が流れ作業で行われていました。

 このとき誘導員は指示灯で、ハンドルをどの方向へどのくらい切るべきかを伝えており(指示灯の傾きが大きいほどハンドルを切る)、停止を指示するときに笛を使うといいます。

 ちなみに、「エメラルド エース」の船内見学でブリッジ(船橋)へ入ると、防弾ヘルメット、防弾チョッキが用意されていました。海賊対策だそうです。

【了】

【写真特集】巨大自動車船「エメラルド エース」&「神業駐車」

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

1件のコメント

  1. 「到着後に降ろしやすい様にクルマを停める」ことに触れておくべき。その為のバック停車なのに、「なんでバックで?」と思われてしまう。

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