ミリでコックピット再現 JAL試験導入「VR飛行機整備」体験してみた エンブラエル機用

JALがエンブラエル170型機、190型機の整備士訓練について、仮想現実(VR)を試験的に導入。市販PCで訓練可能で、コックピットはミリ単位で再現されているほか、首や手、目の動きにも追従。両機での試験導入には理由があるそうです。

エンブラエルの機種でなぜテスト?

 今回、VR訓練教材がテストされているエンブラエル製の2機種は、JALグループが保有している機種のなかでは小型のもの。座席数は、エンブラエル170型機は76席、エンブラエル190型機は95席。国内線において、主要な都市と地方都市の路線や、地方都市同士の路線に就航しているといいます(運航はJ-AIR)。

Large 20190717 01
エンブラエル190型機の実機(2019年5月、伊藤真悟撮影)。

 この2機種のVR訓練教材が試験導入された理由について、JALエンジニアリングの酒井敏行人財開発部長は「エンブラエルの機種が飛んでいる路線は、将来的な増便が見込まれていますが、JALの整備士およそ3000人のなかで、この機種の一等航空整備士資格を持つ人は約230人しかおらず、資格者を増やす必要があります。また、飛行機は壊れにくくなっていて、不具合に対面する機会も減っていることから、自主的なトレーニングで技量を維持していますが、座学で知識をつけても、動作を習得するのが難しいので、VRで補完して訓練しようと考えました」と話します。

 また、JALのエンブラエル機の拠点空港が伊丹空港であるため、羽田、成田在籍の整備士は実機に触れる機会が非常に少ないことも、導入した理由のひとつということです。

 VR訓練機材は今後、訓練のバリエーションを増やしていきたいとのこと。また、ディスプレイ表示を4Kに進化させたモデルも制作中で、早ければ8月ごろから導入できる見込みだそうです。

【了】

【写真】整備訓練はここまで進化!「VR整備訓練」の様子

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス