新技術搭載のボーイング777型機、アメリカで飛行試験 50種類をテスト

ボーイングが、次世代情報技術や最先端のカメラなどを搭載した777型機の飛行試験を行います。電子化フライトバッグアプリケーションをはじめ、より多くの乗客が機外を楽しめるカメラなど、50種類の新技術が飛行しながらテストされます。

ドイツにも飛行予定

 アメリカのボーイングが2019年秋に、次世代情報技術や最先端のカメラなどを搭載したボーイング777型機の飛行試験を実施します。

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「ボーイング・エコデモンストレーター・プログラム」仕様のボーイング777型機(画像:ボーイング)。

 この試験は飛行しながら新技術を実験する「ボーイング・エコデモンストレーター・プログラム」の一環で、過去には737-800型機、787-8型機、757型機、エンブラエルのE170型機が試験機として使われました。2018年までに112種類もの技術が実験対象となったといいます。

 今回試験される新技術は50種類です。操縦面では、コクピットと管制、航空会社間で、デジタル情報を共有する技術をはじめ、情報伝達技術を使い気象状況によりやむを得ない場合に、パイロットに進路変更の情報を自動的に送信する電子化フライトバッグアプリケーションなどもテストされます。

 客室内では、新技術で客室内の温度や湿度を自動的に快適なレベルに調整する「コネクテッド・キャビン」や、より多くの乗客が機外の景色を楽しめる「機外カメラ」の搭載も試験対象になります。

 飛行試験はアメリカ国内のほか、シアトルからドイツのフランクフルトまでのフライトも予定しています。

【了】

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1件のコメント

  1. この機種は空力的に弄ってないから
    順調に開発出来るでしょうね