国境なき医師団を支える日本人自動車整備士 定評のランクル、現地で日本人重宝のワケ
「トヨタ以外」を使ったら大変だった
――ほかに大変だったことはありますか?
スーダンに派遣された際は、人気のある「ランドクルーザー」だと盗難の恐れがあるため、似たようなクルマとしてランドローバーの「ディフェンダー」を使っていたのですが、部品の調達に苦労しました。首都にもランドローバーの部品を扱う店がなく、純正部品が手に入らないのです。代替の部品を私以外の誰かが受け取ると、それがどの部品かもわからなくなり、様々なパーツを外しては「この部品かな」と合わせていました。
――現地での暮らしはいかがでしょうか?
それほど苦労は感じませんでした。海外からのスタッフには住宅も提供され、食事スタッフがつく場合もあります。先ほどお話したスーダンなどがそうですが、海外からのスタッフにとって危険な地域は、陸路で移動せずヘリなどで現地入りするといった独自のセキュリティ基準があり、常に危険と隣り合わせというわけでもありません。
――仕事のやりがいは、どのようなところに感じますか?
「必要とされ、それに応えられること」です。現地では簡易な整備場を自分でつくったり、現地人のスタッフに「なぜオイル交換が必要か」という点から教えたりと、苦労はたくさんあります。逆にいうとその現場は、自分がしたいようにできる点も、やりがいのひとつでしょう。
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スーダンでは、将来マネージャーになる素質を見込んだ現地の青年を川内さんが採用し、点検整備を教え込んだそうです。「今後きっと、全体を見られる人間になると信じられる人材です」と成長に期待を寄せており、そうした出会いも仕事のやりがいだといいます。
なお、MSFでは海外派遣スタッフ募集の説明会を定期的に開催しており、2019年8月3日(土)にMSFの日本事務局(東京都新宿区)で開催される回には、川内さんも出席します。
【了】
個人的には40系が好きですが、ダイナに搭載されていたB型ディーゼルはDAIHATSU製ても言われてましたが40系にはマッチしたエンジンでしたね
しかしダイナや日野のレンジャー2のHV系では評価はよくなかったですね
壊れないと言うのは壊れないように要所にコストをかけているからで商用車感覚では当たり前の話ですね。
まあーランクル信者もいるようですが、もはやランクル級の車を生産するメーカーが少ないことを考えれば当たり前なのかもしれませんね。
私はいすゞが外注下請けを通じて生産していたUBS型ビックホーンの55型が好きで4JB1型エンジンにインタークーラーターボを付けたじゃじゃ馬ぶりと言えば今でもはっきりと覚えています。
4J型は今でもエルフに搭載されてる原型エンジンですがランクルのB型よりトルクフルで速かった記憶がありますが難点としては低回転のトルクが薄く今回の記事のような道無き道では使いにくいというところが難点でしたかね
トヨタのB型も初代デュトロのXZU型とは別にBU型として設定されてましたが今は排ガス規制の煽りで消えてしまいました。
そりゃ、世界中で売られてテロリストやゲリラに大人気ですから。武装テクニカルとしてね。
23mm連装高射機関砲で榴弾を、一般市民に向けて発砲するのが流行ってます。自分から半径3m以内に着弾したら先ず助かりません!
他にも50mm迫撃砲積んだり、攻撃ヘリから57mmロケット弾ポッドを移植して、多連装ロケット砲車にしたり、自爆テロに使ってみたりと。
ISISというクルマが有ったが、テロリストと同じ略称で絶版車に成りましたし。