9年ぶりJALの名でB747「ジャンボ貨物機」飛ぶ 機体に「鶴丸」 カリッタ航空と共同運航

JALがカリッタ航空と共同で、定期貨物便の運航を成田~シカゴ線で開始しました。かつてJALは貨物便を飛ばしていましたが、2010年に休止。今回の9年ぶり復活は、その最後のフライトと同じ機種、ボーイング747-400F型機でした。

JALに貨物便復活の経緯

 このたび初便として成田へ飛来したボーイング747-400F型機には、初便就航記念ということもあり、左前部のドア付近にJALのトレードマーク「鶴丸」も描かれていました。初便はクルマの本体やパーツ、化粧品などを満載し、19時18分に成田へ到着しています。

 JALの岩越宏雄貨物郵便本部長は、「経営破綻で貨物便から撤退した2010年、私は上海空港で働いていました。上海は週12便の貨物便がある、JALにとって海外最大の貨物拠点でした。そのなかで撤退したことで、多くのお客様にご迷惑をおかけしたことを、いまでも覚えています」と話します。

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「ジャンボ」の貨物機は機首が開閉するのが特徴。
JALの岩越宏雄貨物郵便本部長。
成田空港で行われたセレモニーの様子。

 また、定期貨物便を再び運航する経緯について「撤退後は、旅客便のネットワークを生かして質にこだわった輸送サービスを提供してまいりましたが、『スペース』の供給面でも、より利便性の高いサービスの提供を検討していました。そのなかで物流の大動脈である太平洋路線で、カリッタ航空からコードシェアの話がでてきました」といいます。

 このコードシェア貨物便には、JALの貨物が多めに積まれるそうです。

【了】

【写真】9年ぶり「鶴丸」貨物ジャンボ!

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