虎ノ門ヒルズ駅を公開 東京メトロ日比谷線の新駅、プラットホームが姿を現す

東京メトロとUR都市機構が日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ駅」の工事現場を公開。プラットホームの構造物がすでに姿を現していました。

トンネルの側壁を取り壊してホーム設置

 東京メトロとUR都市機構は2019年8月28日(水)、日比谷線の神谷町~霞ケ関間で建設中の新駅、虎ノ門ヒルズ駅(東京都港区)の工事現場を報道陣に公開しました。

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プラットホームの床が姿を現した東京メトロ日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅。仮設の壁(右)の先には日比谷線の列車が走る線路がある(2019年8月28日、草町義和撮影)。

 日比谷線の地下トンネルが通っている地下1階では、トンネルの側壁を取り壊す作業がほぼ完了。いまは側壁の外側でホームを設置する工事が中心です。側壁があった場所には仮設の壁が設置されていて、ホームからは列車の姿が見えないものの、通過する音がときどき鳴り響いていました。

 一方、地下2階は土砂が露出している部分が多く、線路がある部分の下で仮設の柱を打ち込む作業などが行われていました。すでにあるトンネルが沈んだり傾いたりしないよう、基礎を補強しながらの慎重な作業が進められています。

 東京メトロ改良建設部第四工事事務所の藤野 覚技術課長によると、土木工事の進ちょく率は8割くらいとのこと。線路とホームをスペースを隔てる仮設の壁の撤去作業が9月半ばから始まります。藤野技術課長は「通過速度にもよりますが、注意して目をこらせば、列車の窓から工事中のホームを見られるかもしれません」と話しました。

 虎ノ門ヒルズ駅は、2014(平成26)年にオープンした超高層ビル「虎ノ門ヒルズ森タワー」を中心とした地域のまちづくりと一体的に整備される新駅です。UR都市機構が中心となって計画し、東京メトロに新駅の工事を委託。完成後も東京メトロが駅の管理と運営を行います。

 駅の工事は2016年2月に起工。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前には地下1階の部分が暫定開業する予定で、虎ノ門ヒルズ駅と銀座線の虎ノ門駅を結ぶ地下歩行通路も設置されます。また、駅の近くにはバスターミナルが整備され、虎ノ門エリアと臨海部を結ぶバス高速輸送システム(BRT)も運行される予定。地下2階の部分も含めたすべての施設が完成するのは2022年度の予定です。

【了】

【写真】虎ノ門ヒルズ駅の内部

Writer: 草町義和(鉄道ニュースサイト記者)

鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。

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