地震の影響大きく JR北海道、2018年度も全線区赤字 新幹線も95億円の営業損失

JR北海道が2018年度の線区別収支状況を発表。北海道胆振東部地震など自然災害の影響を受け、新幹線など運輸収入が減少した線区が目立ちました。

JR北海道在来線の収支ベスト5・ワースト5

 北海道新幹線を除くJR北海道在来線の営業係数「ベスト5」「ワースト5」は次のとおりです。

●2018年度営業係数ベスト5(カッコ内は2017年度比)

(1)札幌圏:107円(+1円)

(2)室蘭本線 長万部~東室蘭:156円(+3円)

(3)石勝線+根室本線 南千歳~帯広:163円(+4円)

(4)函館本線 岩見沢~旭川:167円(+5円)

(5)室蘭本線 室蘭~苫小牧:174円(+5円)

●2018年度営業係数ワースト5(カッコ内は2017年度比)

(1)根室本線 富良野~新得:2289円(-116円)※東鹿越~新得間でバス代行輸送を実施中。

(2)日高本線 鵡川~様似:1836円(+404円)※バス代行輸送を実施中。

(3)札沼線 北海道医療大学~新十津川:1803円(-379円)※2020年5月7日廃止予定。

(4)留萌本線 深川~留萌:1801円(-169円)

(5)石勝線 新夕張~夕張:1196円(-922円)※2019年4月1日廃止。

「札幌圏」は函館本線の小樽~札幌~岩見沢間、千歳線と室蘭本線の白石~苫小牧間、札沼線の桑園~北海道医療大学間を指します。2018年度はこの札幌圏でも、地震の影響により運輸収入が減少したことなどで営業収益が減少。加えて千歳線や札沼線の高架橋の修繕費が増加したことなどにより営業費用がかさみ、営業損失は2017年度に比べ2億6300万円拡大しました。

 石勝線の新夕張~夕張間は、2019年4月1日の廃線を前に運輸収入が増加。また、留萌本線は除雪費が減少したことなどにより、「ワースト5位」の線区の合計営業損益は、2017年度に比べ1億2700万円改善しました。

 JR北海道全体の営業係数は、2017年度の169円から、2018年度は1円増えて170円でした。鉄道事業の収支をみると、2017年度に続き2018年度も全線区で赤字に。782億円の収益を上げるために要した費用は1332億円で、損益はマイナス549億円でした。

【了】

【画像】廃止前に運輸収入が増加した石勝線

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