長さ63mのアオカケス、ANA貨物機「ボーイング777F」本領発揮! 成田~シカゴ線に就航

777Fならではの見分け方! 大容量収納を実際に見てきた

 ANAグループで2機、新造導入されたボーイング777F型機は、「BLUE JAY(ブルージェイ)」の愛称が与えられており、機体後部左側に「青い鳥のマーク」が入っています。「ブルージェイ」の日本名は「アオカケス」。”北米”に生息する”青い”羽を持つ鳥だそうです。

 このたびの成田発シカゴ行き初便、NH8402便を担当したのは、ANAグループのボーイング777F型の2号機(機番:JA772F)です。この便に搭載された貨物は満載。内容は電子機器や衣類、自動車部品のほか、「クルマ(完成車)」が積み込まれ、その様子が報道陣へ披露されました。ちなみにボーイング777F型は、最大9台クルマを積めるとのことです。

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ANAカーゴ「ブルージェイ」ボーイング777Fに完成車を載せる様子(2019年10月29日、乗りものニュース編集部撮影)

「自社の大型専用機で、北米貨物線を飛ばすことができ『いよいよ念願が叶ったな』といった気分です。ANAの成田~シカゴ貨物線は、2009(平成21)年以来、約10年ぶりの就航です。今回は777F型機という初導入の大型機を使うことができ、半導体製造機やクルマなど大きなものも積み込めるので、お客様の需要にいまよりお応えできると考えています」(ANAカーゴ取締役成田ウェアハウスオペレーションセンター長 中井 尚さん)

 ボーイング777F型機が投入される成田~シカゴ線は、火、木、土の週3往復で運航。そのほか、7月から運航されている成田~上海線でも引き続き、同型機が投入されます。

【了】

※一部修正しました(10月30日6時00分)。

【写真特集】旅客型と貨物型の「777」の2ショット

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