「3分」でベルト着用サイン再点灯 長崎県内を結ぶORCの航空路線に乗る 席もユニーク

機内もユニーク 座席配置はバスのよう

 このたび搭乗したORCの機材は、DHC8-Q200型機。機内にはユニークなものが散見されます。入口のドアは、搭乗や降機に使う「はしご」がむき出しの状態で設置されており、頭上の荷物棚も非常にコンパクトです。

 シート配置は2-2列の横4列。最前列席は「お見合い席」で、通常の席とは反対を向いています。そして最後尾は、バスのように中央席がある「5列」の配置です。

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DHC8-Q200型機の最後部座席は5列になっている(2019年9月26日、乗りものニュース編集部撮影)。

 シートへ座ってみると、窓から滑走路に掘られている溝がくっきり見えるほど、低車高。そのためか、離陸時のスピード感は強く感じられました。またジェット機より低空を飛ぶので、地上も近いです。

 機内のドリンクサービスは原則ありません。路線によっては実施することもあるものの、CA(客室乗務員)がカートを引くことはなく、ドリンクのパックとコップをお盆に乗せ、希望者にのみ提供するスタイルです。

 ちなみにこのたび搭乗したのは、五島列島で最大の島である福江島の福江空港(長崎県五島市)から長崎空港までで、飛行時間は30分程度。シートベルト着用サインが消えていた時間は「3分」でした。

 気流の状況が悪い日だったこともありますが、18時17分にベルト着用サインが消え、20分には再点灯。全39席の半分以上が埋まっていましたが、トイレにいった利用者はいませんでした。

【了】

※一部修正しました(11月17日20時25分)

【写真】ORC機最前の「お見合い席」

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