日本唯一の「偵察ファントム」、最後の「百里基地航空祭」へ 特別塗装機も公開
間近で見られる、世界的激レアな現役ファントム
実は現役のRF-4Eは世界的に見て非常にレアです。なぜなら、RF-4Eというタイプは輸出専用機でアメリカ本国では採用されておらず、輸出国もドイツ、イラン、イスラエル、日本、ギリシャ、トルコの5か国だけです。
このうち、2019年現在もRF-4Eを運用するのはイラン、日本、トルコの3か国のみですが、イランとトルコは軍事基地にカメラを向けることが事実上無理です。そのため、航空自衛隊のRF-4Eが離着陸する様子を撮影するために、世界各国から航空カメラマンが航空祭以外にも日常的に来日し、百里基地の外周部にいることが多くなりました。
2019年の「百里基地航空祭」は、基地の一般公開でRF-4E/EJを見られる最後のチャンスです。当日は外国のカメラマンやファンがいつも以上にいるかもしれません。
なお、第501飛行隊はファイナルイヤーを飾るために幾つかの機体にスペシャルマーキング(特別塗装)を施して航空祭に臨みます。スペシャルマーキング機を含めてRF-4Eの最後の雄姿が青空の下で見られるよう、晴天を祈念しましょう。
【了】
※誤字を修正しました(11月12日5時50分)。
Writer: 柘植優介(乗りものライター)
子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。
誤:機種
正:機首
panorama7K様
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