地上の飛行機で一瞬の停電 なぜ起こる? ジェット旅客機もうひとつのエンジン APUとは

ターボプロップ機の場合は 駐機中のAPU使用を減らす取り組みも

 ターボプロップ機の場合、プロペラを止めた状態で複数あるエンジンのうちのひとつを稼動させることで、照明などを使えるようにするという、ジェット旅客機におけるAPUと同じような機能を、主エンジンが果たす機種があるそうです。

 たとえばJALグループの地域航空会社JAC(日本エアコミューター)によると、同社の新しいターボプロップ機であるATR-42型機は「ホテルモード」という機能を有しています。また、同じJALグループのHAC(北海道エアシステム)が運航しているサーブ340B-WT型機は、APUの装備もありますが、そのほかに「プロペラブレーキ」という機能があるそうです。

 これらは製造メーカーが違うため、機能の名称は異なるものの、役割やメカニズムはほぼ同じものとのことです。

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手前がサーブ340B型機で奥がATR-42。サーブ340シリーズはJACとHACで仕様が異なる(2019年11月、乗りものニュース編集部撮影)。

 ちなみに、APUは主エンジンと同じ燃料を使って稼働しています。このため一部空港では、環境への配慮から、エンジンスタート以外はできるだけAPUを使わない取り組みがされているそうです。大空港などの一部駐機場には、地上に設置された電源設備から駐機中の電力供給を行うほか、ダクトから空調が提供される場所もあります。

 なお地上設備がある空港では、機内の照明が地上で複数回落ちることもあります。これは機内の電源供給源が、一旦地上の供給設備からAPUへ切り替わり、その後APUから主エンジンへ切り替わるためです。

【了】

機種によっては「APU使用中」かどうか外から見分けられる!

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コメント

2件のコメント

  1. 20世紀には、駅到着前の銀座線も車内灯が消えていたんだぜ。

    • それから、常磐線 取手-藤代 間で。