ANA 羽田から「1050km離れた島民」にお弁当運ぶ ドローンを遠隔運航管理 その様子とは

ANAが、羽田空港内から約1050km離れた長崎県五島市にあるドローンを遠隔で管理し、現地島民に物資を届ける実験を行っています。ドローンはほぼ自動運転で安全対策もされたもの。実際に災害支援の実績もあるそうです。

被災地に物資輸送も行ったANA HDのドローン

 ANAホールディングス(ANA HD)が2020年1月10日(金)、羽田空港内より約1050km離れた長崎県五島市にあるドローンを遠隔で運航管理する実証実験について、報道陣に公開しました。

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五島市の離島間を飛行するANA HDのドローン(画像:ANA)。

 実験では五島市の中心部にあたる福江島から7km沖にある赤島と、8km沖にある黄島(おうしま)へドローンによりお弁当などを運搬します。運ぶのは、それぞれの島民が注文したものです。

 羽田空港内にあるオペレーション施設のモニターには、ドローンからの画像や飛行ルート、上空の天気や風向きなどが表示されています。飛行ルートは事前にセッティングされており、飛行中はモニター巡視とトラブル対応などを除けば、大半が自動運航です。安全対策もなされており、トラブル時には自動的に引き返すなどのプログラムもされています。

「ANAではドローンで飛行機の点検なども行い、航空法改正以降は物流にドローンを使う取り組みをしています。2019年10月末には台風19号で被害を受けた東京都の被災地に、ドローンで物資輸送も行いました」(ANA HD ドローン事業化プロジェクトリーダー 保理江裕己さん)

 なお実験に使われたドローンは、ACSL(自律制御システム研究所)製「PF-2」を、ANA仕様にカスタマイズしたもの。最大で高さ150mまで上昇でき、最大積載重量は1.6kgです。ドローンにはスマートフォンがついており、このLTE通信で電波のやり取りを行っているそうです。

【了】

【写真】モニター多め ANAのドローン遠隔運航管理システム

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