戦車が空から降ってくる!水上を走ってくる!空挺戦車M551「シェリダン」の理想と現実
要求通り完成 いざ戦場へ! ただしそこはベトナムの密林
「シェリダン」は当初の要求通り、輸送機からの空中投下が可能な「空挺戦車」となりました。パレットに縛り付けるように固定した状態で輸送機から投下されると、3個のパラシュートを開き地上へと降りていきます。また弾薬や燃料などを積載しない状態であれば、輸送ヘリコプターの機外に吊り下げて運ぶことも可能でした。
時代は1960年代、ベトナム戦争が熱をおびはじめ、激しい戦闘が繰り広げられるようになった頃です。早速、「シェリダン」は約1000両が生産され、その戦場へと送られました。
しかし、ベトナム戦争で「シェリダン」は、はっきり言って大した活動はできませんでした。その最大の能力であったはずの戦車空挺作戦は行われず、また水上航行能力が発揮されたという記録も残されていません。軽量化のために限界まで細くした履帯(いわゆるキャタピラー)は、湿地の多かったベトナムでは機動力を発揮できず、また車体が軽いため、障害物を乗り越えることも難しかったのです。
また熱帯雨林の気候のために、152mm砲弾の薬莢が膨張して、装填できなくなるトラブルも発生。鳴り物入りで導入された最新鋭の対戦車ミサイルはといえば、「不発になり、敵に見つかって研究されたら困る」という理由で、戦場に持ち込まれることすらなかったのです。
さらに不運は続きます。空挺投下をメインに考え抜かれた軽量化は、やはり脆弱でした。ゲリラの手にする携帯式の対戦車兵器や地雷で簡単に破壊されたり、搭載した車内の砲弾に誘爆して車体が内部から爆散したりした例もあり、次々に破壊されていきました。
私はムスカ大佐だ。大同少尉殿、ようやく特殊鋼の結晶の秘密を理解したようだね。しかしそれでは宿題は終わっていない。古事記にも不完全ながら書いてあるだろう。これこそが、全世界を支配する制空権なのだ。まあ仕方がない、臣下の礼をくれぐれも忘れぬように。
なんか内燃機関シンポジウムで某博士がいっていた内容に聞こえてしまうのは私だけか?
ついでにいっておこう。イーロンマスク氏のスペースXの爆発炎上をみてもNASAもどうやらこの結晶の秘密を掴んでないようだ。
あの電気自動車テスラーの人?ロケットはエンジン、電気自動車はモーターなんで関連性がないのになぜ?
ダイヤモンド ケンイチ を経営理念や研究者に結び付けるのもやめたまえ。