飛行16時間 新型コロナの影響で「世界最長国内線」が運航される エアタヒチ便
航続距離に定評がある787でもギリギリです。国内線なのに。
アメリカ経由が新型コロナで難しく…
航空機追跡サイト「フライトレーダー24」は日本時間2020年3月16日(月)、同社のTwitterで、南太平洋にあるフランス領タヒチの航空会社、エアタヒチヌイが「世界最長の国内線」を運航をしたと投稿しました。
同サイトによると、エアタヒチヌイのパペーテ(タヒチ)発パリ(フランス)行きのTN64便が、1万5715kmの距離を運航。この距離は、シンガポール航空で「世界最長」とうたわれたこともある国際線、シンガポール~ニューアーク(アメリカ)線とほぼ同等です。
平常時この路線は、パペーテからアメリカのロサンゼルス国際空港を経由し、パリに向かいますが、世界中で感染が広がる新型コロナウイルスの影響で、アメリカがヨーロッパからの入国制限を発表。それをうけロサンゼルスでの経由が難しくなったことから、直行便での運航になったそうです。
同サイトによると、このフライトはおよそ16時間の飛行で、使用機材は294席を配するボーイング787-9型機。このモデルの航続距離は1万5000km弱ですが、現地メディアによると、このフライトの搭乗者数は150人程度。人数が少なく機体が軽い分、この距離での直行便を運航できたそうです。
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