圏央道「坂東PA」3月下旬着工 東北道と常磐道のあいだ 休憩施設不足解消へ

現状では70km以上、休憩施設がありません。

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新たに整備される坂東PAの位置(画像:常総国道事務所)。

 国道交通省 関東地方整備局は2020年3月19日(木)、NEXCO東日本関東支社や関係自治体ともに、圏央道における休憩施設整備を話し合う「坂東パーキングエリア(仮称)調整会」を開催しました。

 圏央道では現在、東名高速側から時計回りに厚木PA、狭山PA、菖蒲PA、江戸崎PA、高滝湖PAと、5つの休憩施設がありますが、このうち菖蒲PAと江戸崎PAのあいだは、およそ76km離れています。茨城県内における休憩施設不足を解消すべく、坂東PA(仮称、茨城県坂東市)の新設が話し合われてきました。

 今回の会議で、早期整備を目指し3月下旬より一部工事に着手すること、また「地域利便施設」のゾーニングや施設規模をまとめた基本方針について、茨城県坂東市が6月末までに公表することを目標とする、といったことを確認しました。

 この坂東PAは、坂東ICと常総ICのあいだに設けられます。菖蒲PAと江戸崎PAのほぼ中間、圏央道が東北道と接続する久喜白岡JCTからは約30km、常磐道と接続するつくばJCTからは約22kmの位置です。開設時期については、これまでの会議で「圏央道の4車線化に合わせた供用開始を目指す」方針が示されています。久喜白岡JCT~大栄JCT間は、2022年度から2024年度までのあいだに順次、4車線化される見込みです。

【了】

【航空写真】坂東PAの整備概要

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