譲りたい 譲られたい 鉄道会社初「電車の席ゆずり合いアシスト機能」をアプリに 南海
「譲ってください」「譲ります」を通知します。
南海電鉄は2020年3月23日(月)、スマートフォン向けアプリ「南海アプリ」に、電車内で座席を必要とする人と、席を譲ってもよいと考えている人とのコミュニケーションを手助けする新機能「席ゆずりあいアシスト」を追加すると発表しました。
「席ゆずりあいアシスト」は、高齢者や体が不自由な人など優先座席の対象者のみが「席を譲ってほしい」との通知を発信できます。位置情報とBluetooth機能をオンにし、アプリの「ゆずってください」ボタンをタップすると、周囲のユーザーに通知が発信されます。
席を譲る側の人は、通知を受け取り「ゆずります!」ボタンをタップすると、相手に回答が返信され互いのスマホに「ゆずりあい画面」が表示されます。両者は画面を目印に相手を探します。
南海電鉄によると、鉄道会社のアプリに同様の機能を組み込むのは初とのこと。この機能は、アプリ内でマッチングを成立させるものではなく、周囲に「譲ってほしい」「譲りたい」という意思のある人がいることを知らせるものであり、席の譲り合いは、最後に乗客同士でコミュニケーションを取ることによって成立すると説明しています。
「席ゆずりあいアシスト」機能は、4月下旬に追加される予定です。
「南海アプリ」は、2019年12月に配信を開始し、南海電車の運行状況や列車走行位置情報などを提供しています。3月24日(火)からは難波駅となんばCITYの一部個室トイレの空き状況を確認できる機能が加わります。
【了】
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