JALでいまなお現役 元JASのB777「レインボーセブン」 JALに残る功績とは 見分け方は?

JALとJASが合併し、元JAS機は老朽化や機材統合で大半が退役しましたが、この例外に元「レインボーセブン」B777-200があります。そしてこの機がJASで成した功績は、いまもなお、JALの大きな強みのひとつになっています。

「レインボーセブン」がJALに残した「遺産」とは

 先述の通り、JASのボーイング777-200型機こと「レインボーセブン」は、当時の国内線ではユニークな、3クラス制の客室を採用していました。

 中級クラスの「レインボーシート」は、その名のとおり「レインボーセブン」導入をきっかけに作られたものです。普通運賃から1000円プラスで乗ることができましたが、普通席と比べて広く、フットレストが搭載された、ゆとりのある座席でした。そのためコストパフォーマンスが高く、JAS時代も人気のシートだったそうです。

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JALのエアバスA350-900型機「クラスJ」。「レインボーシート」と同じく普通運賃プラス1000円で乗れる(2019年7月、伊藤真悟撮影)。

 JASが飛んでいたころのJAL国内線は、スーパーシートと普通席の2クラス構成でしたが、JASとの経営統合後この編成を取りやめ、「クラスJ」という名で、プラス1000円(当日アップグレード料金)で乗れる中級クラスを設定します。旧JALスーパーシートの一部サービスを簡素化する代わりに、利用運賃も手頃にするという試みです。

 ちなみに内装が旧JAS時代のままだったころの「レインボーセブン」は、最上級の「スーパーシート」、そして「レインボーシート」のふたつが「クラスJ」の名前で、しばらくそのまま飛んでいたそうです。

 この「クラスJ」は2020年現在も、JAL国内線の大きなセールスポイントとなっており、ビジネスパーソンを中心に人気を博しているそうで、多数の国内線で導入されています。

 なお「レインボーセブン」の後継ともいえるエアバスA350-900型機は、普通席含む全席に、JALの国内線用機材としては「レインボーセブン」以来となる、全席機内モニターを搭載するといった新仕様の客室です。そしてもちろん、「クラスJ」シートも設定されています。

【了】

【画像】「レインボーセブン」の遺産 初代「クラスJ」

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