JR東日本「Suica」とは別の「タッチ乗車」実証実験を開始 NFCタグを活用 その狙いは

「NFCタグ方式」のバス乗車 メリットは?

 この「NFCタグを利用した交通チケット」の実証実験、仕組み的には、NFCタグの代わりにQRコードを運賃箱に貼り、乗客にそれを読み取らせても、同様のことができます。

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乗客がNFCタグにタッチすると、その情報がバス運転席のタブレットへ送られてくる(2020年3月4日、恵 知仁撮影)。

 しかしNFCタグには、タッチするだけなので処理が早い(乗客がQRコードを素早く読み取るのは容易ではない)、偽造が難しくセキュリティが高いといったメリットが存在。このときの実証実験では、3分で62名が乗車可能だったといいます。なおNFCタグは、安価で小さいのも特徴です。

 ただ現在のところ、乗車区間によって変動する運賃への対応はさらなる技術検討が必要とのことで、まず実証実験が行われている「お台場レインボーバス」のような均一運賃の場面における活用を考えているそうです。

【写真】バス運賃箱に設置されたNFCタグ

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コメント

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2件のコメント

  1. 海外の主要都市じゃクレジットやデビットカードのNFCタッチ決済で直接乗れるのが一般的で、定期券の購入もネット上で完結するから今更感
    もちろんType A/BだからApple PayやGoogle Payも使える

    FeliCaベースのSuicaが実用化されたときは画期的だったが、約20年後の今でもSuicaやPASMOは現金チャージが前提で、チャージや定期券を購入するのにわざわざ券売機まで行かないといけない
    日本はガラパゴス化し、完全に取り残されている

  2. 山手線の駅自動改札を捌いて問題ないという
    今までも実現が面倒な特殊な前提のシステムなんてバスには必要ないのは当然のこと

    何を作ってもICカードシステムと共通基盤化して、超高額なら誰も使わないでしょう
    タクシーのカード決済端末レベルで十分だろうに