日本一長い名前の高速道路ICとは? 中間に「・」で区切り ますます長くなるIC名

「スマート」まで入れると日本一は入れ替わる

 長野県飯田市内には中央道の飯田ICのほか、三遠南信道の起点でもある飯田山本ICなどがあります。また飯田市に隣接する喬木村にも、三遠南信道の喬木ICがすでに開通していました。

 そうしたなか、飯田上久堅・喬木富田ICが2018年3月、飯田市内に開通します。国土交通省の飯田国道事務所によると、仮称の段階では「飯田東IC」だったものの、喬木村の富田地区にも近いこと、また「どこに近いICなのか」を明確にする観点から、地元の意向も受け、いまのIC名が決まったそうです。

「たとえば、『上久堅喬木IC』でも、飯田市と喬木村の地名が混同されてしまいます。飯田市と喬木村双方の『自治体名+字名』と表記を揃え、『・』でつなぐことで、わかりやすくしました」(飯田国道事務所)

 なお、三遠南信道の飯田上久堅・喬木富田IC~喬木IC間は2020年4月現在、未開通です。

 飯田上久堅・喬木富田ICの開通以前は、2001(平成13)年に開通した東九州道 大分農業文化公園IC(大分県宇佐市)の8文字が、日本一長いとされていました。なお、高速道路の路線図などでETC専用のスマートICは、「〇〇スマート」と表記されることがありますが、この「スマート」まで含めた場合、2016(平成28)年に開通した東名高速の大井川焼津藤枝スマートIC(静岡県焼津市)が11文字になり、飯田上久堅・喬木富田ICを上回ります。また、一般的に「IC」と呼称されませんが、都市高速道路の出入口を含めると、阪神高速2号淀川左岸線のユニバーサルシティ出口が、表記で9文字です。

 ちなみに日本一短いIC名は、こうした話題ではおなじみでもある三重県の伊勢道 津ICです。また飯田上久堅・喬木富田ICのように「・」で区切られたIC名はほかに、伊豆縦貫道の大場・函南(だいば・かんなみ)IC(静岡県三島市)もあります。

【了】

【画像】「日本一長い駅名」は今年3月に新登場

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コメント

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4件のコメント

  1. 利用者目線で考えられなず、とりあえず繋げてみましたって言う無能な発想にうんざり。

  2. これは抑制するべき悪い傾向

  3. いや、分かりにくいわ読めないわ。
    地元民しかわからない地区じゃなくて自治体名+東西南北にしてくれる?

  4. 付近の自治体がウチの名前を、って主張して譲らず、といったところでしょうか。
    その場所にだってもともとの地名があるはずなのに。
    (まぁローカルすぎて地元民しか知らないのだろう)

    ICだけでなく新幹線の駅名も多いですね。

    ある意味、地元の「民意」が反映された結果なのでしょう。