艦艇の名前長短 世界最短はアルファベット2文字の日本艦
古今東西、海上自衛隊の自衛艦を含む各国軍の艦艇は、戦車や戦闘機などと違い、大量生産された艦型であっても個々に艦名が付けられます。自然や地域名、人名など多種多様ななかで、世界最短と世界最長の艦名に注目しました。
「まや」よりも「おおい」の方が短い理由
2020年3月19日、海上自衛隊最新のイージス護衛艦「まや」が就役しました。「まや」は兵庫県にある摩耶山にちなんでおり、その艦名は旧日本海軍で使われた砲艦「摩耶」、重巡洋艦「摩耶」に続いて3代目になります
「摩耶」および「まや」の艦名は、日本語表記では2文字であり、ほかの艦艇などの名前と比べて短く感じます。しかし、「まや」と同じく旧日本海軍の軍艦や海上自衛隊の護衛艦に用いられた「大井」ならびに「おおい」のほうが、世界で最も短い艦名といわれています。
「まや」と比べると、日本語表記では「おおい」の方が1文字多くなりますが、アルファベット表記にすると一転、「Maya」に対し「Oi」となります。「おおい」が母音のみの表記だからこそですが、これが世界で最も短い艦名といわれるゆえんです。
逆に、第2次世界大戦中の艦名で最長というと、イタリア海軍にありました。その長さはアルファベットの数で「おおい(Oi)」と比べると、実に15倍近くにもなります。
記事間違い。アドミラル・クズネツォフが最長。本名はアドミラル・フロータ・ソヴェーツコゴ・ソユーザ・クズネツォフ、日本語では少ないですが、英語ではAdmiral flota sovetskogo soyuza kuznetsov 、空白なしでも英語で37文字、キリル文字では3文字減って(tsとyuが1文字になるため)34文字になります。第二次世界大戦、または空母以外の水上艦に限定すれば正解なのでしょうが。
ご指摘ありがとうございました。
記事を修正いたしました。
最長名称の軍艦はイタリアでしたか。
バンコクの正式名(クルンテープなんちゃら…)のようにタイあたりと思ってました。