空飛ばずに地上で編隊演技 空自ブルーインパルスJr 本家にはいない女性乗員も活動

航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」に、「Jr」と付くもうひとつのアクロバットチームがあります。本家と同じく白と青からなる2色のボディを駆って、地面を疾走します。

活動は本家よりも長くすでに4半世紀以上

「ブルーインパルスJr」は、本家「ブルーインパルス」と同じく宮城県東松島市にある航空自衛隊松島基地に所在しますが、本家の方は第11飛行隊という航空自衛隊の正規部隊なのに対し、「ブルーインパルスJr」はあくまでも基地のクラブ活動という位置付けです。そのため、予算的には厳しい部分もあるそうです。

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「ブルーインパルスJr」なら展示中にいったん停止して、さらに小さな「Jr」を出すことも可能(柘植優介撮影)。

 それでも、歴代の松島基地司令をはじめとした各幹部の理解によって活動は続いており、2011(平成23)年3月の東日本大震災の際には、バイクが全車水没するなどしてクラブの存続が危ぶまれましたが、新たなバイクをそろえて活動を再開しています。

 また、この「Jr」の活動に触発される形で、各地の自衛隊基地および駐屯地に類似の“地上”アクロバットチームが誕生しています。

「ブルーインパルスJr」の活動もすでに25年以上になっています。なお、2020年6月時点で本家「ブルーインパルス」に女性パイロットはいませんが、「ブルーインパルスJr」の方はすでに女性ライダーが何人も誕生しています。

【了】

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Writer:

子供のころから乗り物全般が好きで、車やバイクはもちろんのこと、鉄道や船、飛行機、はたまたロケットにいたるまですべてを愛す。とうぜんミリタリーも大好き。一時は自転車やランニングシューズにもはまっていた。

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