「走る喫煙所」大変身「走るPCR検査場」へ バス改造 新型コロナ検査拡充につながるか

浜松の自動車関連企業が、バスを改造した「走るPCR検査場」を開発し、すでに稼働しています。もともと「走る喫煙所」として開発されたものを応用し、医療従事者の安全を確保するというこのバス、どのような仕組みなのでしょうか。

「走る喫煙所」から発展「走る医療現場」に 実現のワケ

 移動式医療バスは、ビッグウェーブホールディングスが2018年に開発した移動式喫煙所「分煙マナーバス」が原型で、車内で吸ったタバコの煙を吸い込み、ろ過して排出する技術を応用したものだといいます。なお、もちろん移動式医療バスは新車です。

 分煙マナーバスは、おもにイベントやスポーツの場に出動しており、「東京オリンピック・パラリンピック」会場においても設置予定だったそうです。しかし、新型コロナウイルスの影響により、こうした予定はことごとくキャンセルに。そこで、このバスの仕組みを医療用に応用することを考え、喫煙所として稼働実績のあった府中市に提案したところ、「ぜひ使ってみたい」との依頼を受け、今回、府中市および国立市、国分寺市、小金井市の医師会が4都市合同のPCR検査場として活用することになったのだといいます。

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「移動式医療バス」(画像:ビッグウェーブホールディングス)。

 ビッグウェーブホールディングスによると、医療従事者からの評判は非常によいとのこと。多摩総合医療センターでは、この車両を使ったウォークスルー方式のPCR検査のほか、仮設テントに被験者のクルマを進入させ、クルマに乗ったまま行うドライブスルー方式も並行して実施されているものの、後者では医師が車内に顔を乗り出して検査するようなケースもあり、危険を感じる場面もあるのだそうです。

「PCR検査の現場を見てきてわかりましたが、医療側も手探りで行っています。それだけでなく、検査する医師に対する保障もしっかりしていないことが、PCR検査が遅々として進まない要因だと思います。この先、PCR検査が長く行われていくことを考えても、医療従事者の協力が不可欠で、そのためには、まず安全安心な設備が必要でしょう」(ビッグウェーブホールディングス)

 移動式医療バスは現在のところ、多摩総合医療センターで稼働中の1台のみですが、ビッグウェーブホールディングスは、要望があればさらに台数を増やすとしています。

【了】

【写真】「走る喫煙所」応用! 移動式医療バスでPCR検査

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コメント

1件のコメント

  1. 最近間違いが多いけど、これは「検体採取場」であって、「PCR検査場」じゃないからね。

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