高速バス初「コロナ追跡システム」導入し運行再開 大阪府のシステム応用 フットバス

4列シートの通路側も封鎖して運行再開です。

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「フットバス」の車両。6月12日から運行を再開する(画像:高松エクスプレス)。

 高松~大阪線などの高速バス「フットバス」を運行する高松エクスプレスは2020年5月27日(水)、「コロナウイルス追跡システム」を導入したうえで、6月12日(金)から運行を再開すると発表しました(現在は全便運休中)。同システムの導入は高速バス初だといいます。

「コロナウイルス追跡システム」は、万が一、バス車内に新型コロナウイルスの感染者が乗車していたことがわかった場合、乗り合わせた乗客に知らせることを目的としたものです。座席ポケットのカードに表示されたQRコードを携帯電話などで読み込み、メールアドレスおよび乗車中の便情報を入力することで、感染者が発覚した際、高松エクスプレスから連絡をもらえる仕組みだといいます。

 なお、入力されたメールアドレスは同社で管理され、名前や住所、位置情報などの個人情報は一切収集されないそうです。新型コロナウイルス収束後、収集したメールアドレスは削除するとしています。なお、このシステムは大阪府による同様のシステムを参考に、高松エクスプレス独自で都市間公共交通手段に特化させたものだそうです。

 このほか同社では、4列シート車の通路側座席2列分を販売停止したり、3列シート車の座席と座席のあいだに医療用カーテンを設置するといった対策を施したうえで、高松~大阪線および高松~神戸線の運行を再開します。前者は本来、1日15便のところ5便に、後者は1日8便のところ4便に、それぞれ本数を絞るそうです。

【了】

【画像】高速バスの「コロナ追跡システム」詳細

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