「斜めホームドア」箱根にあらわる 深さ4.5mのホーム ケーブルカー初の仕組み

箱根登山ケーブルカーの早雲山駅に、駅舎のリニューアルオープンと同時に日本初というケーブルカーの昇降式ホームドアが登場。斜めになった珍しい形です。なぜ設置されたのか、そこには「車庫兼用」といった理由がありました。

漂う「温泉のにおい」のため

 箱根登山ケーブルカーの早雲山駅に設置されたホームドアの基本的な仕組みは、同じグループである小田急電鉄の愛甲石田駅(神奈川県厚木市)で試験されていた高見沢サイバネティックスのホームドアと同様ですが、早雲山駅のものは手動での開閉します(愛甲石田駅は自動的)。

 この早雲山駅は大涌谷に近く、いわゆる“温泉のにおい”が漂う場所。火山性ガスの影響も考えられることから、シンプルな構造にしたそうです。なお作動時、手などがあると自動で止まります。

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バリアフリーになっている箱根登山ケーブルカー早雲山駅(2020年7月8日、恵 知仁撮影)。

 また、早雲山駅の最も下側にあるケーブルカーの乗降口付近は、バリアフリーを考慮してホームが水平に近くなっており、そこからエレベーターで箱根ロープウェイへの乗り継ぎが容易にできるようにされています。

 なお引き戸タイプのホームドアは、ホームが傾斜しているため設置が難しいそうです。

【了】

【写真】「斜めホームドア」が開いたところ

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

1件のコメント

  1. 写真のホームドア、左ポストが傾いて見える。こういう錯覚もあるんだね

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