下地島特有!? 元「ANA乗員宿舎」の宿とは 思わぬところにパイロットの「置き土産」
近年リゾートとして注目を集める沖縄の下地島は、元来パイロットの訓練空港だった側面がありました。地域が大きな変化を遂げたなか、現在もその名残を残す場所がANAのパイロット宿舎を改修したホテルです。実際に行ってみました。
部屋は普通のホテルと思いきや… 思わぬところに「置き土産」
部屋は通常のユニットバス形式、小さめテレビとベッド、テーブルなどが置かれているレイアウトで、一見すると一般的なシングルルームです。しかし大きな秘密がこの部屋には隠されていました。
テレビが置かれているテーブルの引き出しを開けると、そこにはたくさんの文字が書かれているのです。たとえば「2006.9.12 B735 限定A320より」や「2006.11.29 B767副操昇格」といった具合で、その右側には署名が書かれています。なかにはさらにその横に「下地最高!ありがとう!」などのメッセージも残っていました。
つまり当時ここで訓練を受けていたパイロットたちが試験に合格したとき、記念に机の引き出しの下に書き記すという風習があったようで、それがホテルとなった今なお、残っています。
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