京葉道路 車線増える! 8月4日から渋滞区間の付加車線7km運用開始 東金道路も

いちばん渋滞する区間の車線、増えます!

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京葉道路上り線 幕張IC付近。ここで終了していた付加車線(左)が延伸される(2019年11月、乗りものニュース編集部撮影)。

 NEXCO東日本は2020年7月20日(月)、京葉道路および千葉東金道路で工事を進めていた付加車線の運用を、8月4日(火)15時ごろに開始すると発表しました。次の区間で、車線が増えます。

・京葉道路(上り線)武石IC~船橋IC、約9km(付加車線整備延長は約6km)
・京葉道路(上り線)千葉東JCT~貝塚IC、約1.3km
・千葉東金道路(上り線)千葉東IC~千葉東JCT、約0.4km

 武石IC~船橋IC上り線では、幕張PA、幕張IC、花輪ICの加速・減速車線を延長してつなげる形で、幕張PAから船橋本線料金所まで3車線(本線2車線+付加車線1車線)になります。区間全体の交通容量が増加することに加え、各IC入口から本線へ合流する際の車線変更がスムーズに行えるようになるため、渋滞の緩和や、交通の定時性、安全性が向上する効果が期待できるとのことです。ただしこの区間の付加車線は幕張ICおよび花輪ICの出口へ直接接続しているため、東京方面へ向かう場合、出口ランプ付近では車線変更が必要です。

 千葉東JCT~貝塚ICの上り線では、千葉東JCTの流入ランプから続く加速車線が、貝塚トンネルの手前まで延伸されます。さらにその先の貝塚ICから穴川ICにかけてペースメーカーライト(進行方向へ光が流れるように灯火を点灯させ、ドライバーの視線を誘導し速度回復を促すもの)を設置しており、穴川ICからの渋滞対策も期待できるとのこと。なお、この区間は付加車線の運用開始後も、残工事のための規制が継続されます。

 千葉東金道路の千葉東IC~千葉東JCTへかけても、付加車線を設置することで、それぞれの流出ランプなどへの車線変更がスムーズに行えるようになるそうです。

 京葉道路では交通量の多さに加え、分合流による車線変更や上り坂での速度低下などで、渋滞が慢性化しているそうです。このため、既存の道路幅を活用する形で順次、付加車線の設置が進められてきました。今後も必要な区間に付加車線の設置を検討していくそうです。
 
【了】

【地図】京葉道路の付加車線設置区間 その概要

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