歴史に幕降ろす豪カンタス航空の「ジャンボ」B747 最後に別れのメッセージを空に描く

半世紀の歴史を持つカンタスジャンボ、別れも盛大です。

 オーストラリアの航空会社、カンタス航空の「ジャンボジェット」ことボーイング747-400型機が現地時間2020年7月22日(水)、ラストフライトを迎え、最終運航となるQF7474便が運航されました。

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最終運航を行ったカンタス航空のボーイング747-400型機(画像:カンタス航空)。

 カンタス航空によると、同社の「ジャンボ」シリーズの導入は1971(昭和46)年のこと。以来半世紀近くにわたり、6つのタイプの「ジャンボ」を運航したといいます。また近年では新型コロナウイルスの影響下、同社の747-400型機はその大きなサイズや航続距離、そして安全への信頼性の高さから、武漢からの救援便も担当したそうです。

 当初同社のボーイング747-400型機は、2020年内の退役が予定されていましたが、これを6か月前倒し。新型コロナウィルスによる航空需要減退の影響をうけ、事業計画を見直す必要性が生じたためとのことです。

 同モデル最後の運航となったQF7474便はシドニー発ロサンゼルス行き。航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると、QF7474便は離陸したのちシドニー上空を飛行、そののちオーストラリアの上空に、航路で尾翼に描かれている同社のトレードマーク「カンガルー」を描き、ロサンゼルスに向かいました。

【了】

【地図】最後の「カンガルージャンボ」が描いたメッセージ

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