新型コロナ禍 ソラシドエアが「独自の衛生対策」を乗客以外にも実施中 その理由と背景

「荷物」に注目独自サービス どう生まれた?

 ソラシドエアの広報担当者によると、社内で「withコロナサービス検討会議」を立ち上げ、利用者からの声や係員の気付きを集約。同社独自の「新しいスタイル」のサービスを常に検討していると話します。これらの取り組みも、先述の会議から生まれた一環なのだそうです。

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チェックインカウンターを清掃するソラシドエアのスタッフ(画像:ソラシドエア)。

 また、ソラシドエアは羽田空港と九州を結ぶ路線が多く、観光路線としての需要が比較的高いそう。このことから、多くの利用者が手荷物を預ける傾向もあり、そこから「受託手荷物のソーシャルディスタンス確保」の案が生まれたといいます。

「受託手荷物の返却場では、お客様が流れて来るご自身のお荷物を見つけられると、ターンテーブルのお荷物に向かってお進みになります。荷物同士の間隔が狭いと、そこでお客様の密集が発生してしまいます。これを避けるため、一定の間隔をあけ返却できる仕組みを作りました」(ソラシドエア 広報担当)

 また「手荷物おまとめ袋」は、先述したとおり接触防止の目的で始まったものですが、荷物の汚損を防ぐほか、お土産などの小物をまとめることで収納、取り出しがスムーズにできることから、荷物の取り忘れも減るという効果もあるそうです。

【了】

脱「密」だったソラシドエア機の預け手荷物

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