「空飛ぶタクシー」の実現間近? 「シティー・エアバス」が完全自律飛行に成功

近い将来、「フライング・タクシー」が新たな交通インフラとなっているかも?

 エアバス・ヘリコプターズは2020年7月31日(金)、開発中の電動VTOL(垂直離着陸)機「シティー・エアバス」について、完全自律飛行に成功したと発表しました。

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開発中の「シティー・エアバス」。電動式の垂直離着陸機であるためエアバス・ヘリコプターズでは「eVTOL」とも呼んでいる。(画像:エアバス)。

 同機は人員輸送用の遠隔操縦式航空機で、機内に4人を収容し、最高速度は120km/h、4つのダクトに備えた8発の電動プロペラで飛行します。

 すでに初飛行は2019年5月に成功していますが、今回は離陸から、一定高度での飛行姿勢の安定、そして着陸までの一連のフライトを、コンピューター制御による完全な自律飛行で実施したという点が特徴です。

 同社は、8月末まで様々な飛行試験を行う予定と説明しています。

【了】

【写真】性能はいかほど? 「シティー・エアバス」の運航イメージ

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