観光列車にも使える「はまなす」編成10月デビュー 定期特急列車としても運転 JR北海道

最初は函館本線や室蘭本線を走ります。

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JR北海道の「はまなす」編成(画像:JR北海道)。

 JR北海道は2020年8月19日(水)、定期列車や観光列車、イベント列車など多目的に使える特急形ディーゼルカーの「はまなす」編成について、10月17日(土)にデビューすると発表しました。

 1880(明治13)年、北海道で最初の鉄道として、官営幌内鉄道が手宮~札幌間で開業し、今年で140年を迎えます。はまなす編成のデビューは、この「北海道鉄道140年」企画の一つとして、日帰りツアー専用列車「北海道鉄道140年記念号」として次の区間を走ります。

●10月17日(土)小樽発日帰り
小樽→岩見沢(下車観光)→追分→室蘭(下車観光)→札幌

●10月18日(日)札幌発日帰り
札幌→室蘭(下車観光)→追分→岩見沢(下車観光)→小樽

 ツアー商品「北海道鉄道140年記念号で行く『炭鉄港』を巡る旅」は8月20日(木)14時から販売される予定です。列車内で昼食に特製弁当「北海道のたから箱」を味わえる「ダイニングカープラン」も用意されます。

 9月26日(土)には小樽駅ではまなす編成デビューのプレイベントを開催。車両の外観や車内(1・2号車)を見学できます。

 10月から11月にかけては、札幌から道内各方面に向けて走る定期特急列車の一部がはまなす編成で運転されます。通常の特急列車と同様、乗車券と特急券があれば乗車が可能です。自由席も設定されます。

 はまなす編成は、特急形ディーゼルカーの261系5000番台(5両)を使用。外観は、北海道を代表する花というハマナスをイメージした色です。1号車はフリースペースをはじめ販売カウンターや掘りごたつ式の多目的室兼個室を設置。2~5号車の普通車は全席に電源コンセントを設けたほか、無料公衆無線LANも提供しています。

【了】

【路線図】「はまなす」編成の運転区間

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