内田宗治(フリーライター)の記事一覧
Writer: 内田宗治(フリーライター)
フリーライター。地形散歩ライター。実業之日本社で旅行ガイドシリーズの編集長などを経てフリーに。散歩、鉄道、インバウンド、自然災害などのテーマで主に執筆。著書に『関東大震災と鉄道』(ちくま文庫)、『地形で解ける!東京の街の秘密50』(実業之日本社)、『外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史』(中公新書)』ほか多数。
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零戦エンジンとスワローズファンを運んだ引込線 壮絶な過去と廃線のワケ
武蔵境駅から、かつて北へ延びる線路がありました。旧中島飛行機の武蔵製作所へ向かう引込線です。戦中、主に兵器輸送を担った同線は戦後、野球ファンを輸送したことも。現在は廃線ですが、どのような経緯をたどったのでしょうか。
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わずか0.3kmの至近駅 山手線を越える高架 東急池上線 大崎広小路~五反田間の謎
路面電車を除き、東京都内の地上鉄道で最短の駅間距離である東急池上線の五反田~大崎広小路間は、なぜ至近に駅があるのでしょうか。歴史を見ると、いまは無き始終点駅も関連した、同線の生い立ちが分かります。
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ホームの屋根落ち火の手も 東京駅と関東大震災 犠牲者ゼロにした駅員の神対応
9月1日が「防災の日」に制定されるきっかけとなった関東大震災では、東京圏を激震が襲い、さらに広域で火災が発生しました。火の手が迫る中、被害を最小限に食い止めようと東京駅で奮闘した駅員がいました。
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京急の品川駅が今に至るまで 過去に2度移転 ターミナルビルも 悲願の東京市内乗り入れ
京急本線の品川駅は今、JR線に隣接しています。しかし開業当初から現在の地にあったわけではありません。悲願の東京市内乗り入れ、ターミナルにふさわしいビルディング建設など、京急品川駅の歴史を見ていきます。
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転々と場所を変えた京王線の始発駅「新宿」 その歴史をたどる 悲願の繁華街到達も…
京王線の始発駅である新宿は今、JR線の西側の地下にあります。しかし現在の地に落ち着くまで、駅は改称と移転を繰り返しました。当時の新宿の中心を目指して延伸するも、戦災が暗い影を落とします。
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渋谷~六本木間 地下鉄なし なぜ鉄道空白地帯なのか 街の成り立ちから見るその理由
渋谷から六本木まで鉄道で移動しようとすると、最低でも1回は乗り換えなければなりません。直線距離で3km弱と近く、路線バスが走っていますが、なぜ地下鉄が通っていないのでしょうか。街の成り立ちからその理由を探ります。
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首都圏の私鉄がつくった遊園地 各社の様々な思惑とその歴史 多くが閉園した理由とは
首都圏の私鉄は、「園」や「遊園」といった駅名にも見られたように、自社系列の遊園地を持っていました。しかし、多くはすでに閉園しています。なぜ鉄道会社が娯楽施設である遊園地を建設し、そしていまは存続していないのでしょうか。
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京王井の頭線 渋谷駅を出るとトンネル連続 何をくぐる? 意外と知られぬふたつの理由
渋谷駅から京王井の頭線に乗ると、発車してすぐトンネルが連続します。地上の高架駅から一変、山岳路線のような感じになりますが、いったい上には何があるのでしょうか。地形以外にも理由がありました。
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東武伊勢崎線はなぜ浅草がターミナル駅? 上野まであとわずか その歴史的背景をたどる
首都圏の大手私鉄は多くが、始発駅を新宿や渋谷などJR山手線の駅に据えています。しかし東武伊勢崎線は浅草であり、ここにJR線は通っていません。あと少しで上野ですが、なぜ中途半端とも思える場所がターミナル駅なのでしょうか。
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高輪ゲートウェイ駅開業の裏 消える風景「提灯殺しのガード」 高さ1.5mの道なぜ誕生?
鉄道ガード下の通路のなかでも、その天井の低さで知られる、港区の通称「提灯殺しのガード」は、なにゆえそのように低いのでしょうか。付近にも天井の低いガードが見られ、そしてこれらにはある共通点がありました。