成定竜一(高速バスマーケティング研究所代表)の記事一覧
Writer: 成定竜一(高速バスマーケティング研究所代表)
1972年兵庫県生まれ。早大商卒。楽天バスサービス取締役などを経て2011年、高速バスマーケティング研究所設立。全国のバス会社にコンサルティングを実施。国土交通省「バス事業のあり方検討会」委員など歴任。新聞、テレビなどでコメント多数。
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高速バス運行会社の交代相次ぐ その切実な背景 利便性はどう変わる?
大都市と地方を結ぶ長距離の夜行バス路線を中心に事業者の交代が相次ぐなか、運行本数の多い昼行路線でも事業者が撤退、しかも競合の事業者へ交代する事例が出てきました。利用環境が大きく変わりますが、便利になる側面もあります。
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全国初「県内バス・電車無料の日」なぜ実施? 他社の減収も負担 バス会社の壮大な挑戦
熊本市中心部の新バスターミナルと併設の商業施設オープンにあわせ、県内の路線バスや電鉄、市電が1日無料になります。ただの施設PRにとどまらない、今後の街づくりをにらんだ挑戦ともいえる取り組みです。
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日本のど真ん中、東海・北陸の高速バス事情 外国人が押し寄せる山間部 海沿い路線も変化
東京、名古屋、大阪の三大都市圏へ多数の高速バスが発着する東海・北陸地方ですが、北陸新幹線の開通により、その流れに変化が生じています。一方、太平洋側と日本海側を隔てる山間部は、外国人の高速バス利用が急増しています。
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高速バス運転手「働き方」の実態は 路線で異なる乗務形態、長距離運行にどう対応?
全国のバス事業者が運転手を募集するなか、運転手の勤務のあり方へ懸念の声も聞かれます。その実態はどうなっているのでしょうか。なかでも長距離を運行するのが高速バスですが、その乗務シフトの体制はかなり多様です。
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新興バス会社が挑む「高速バス王国」九州 老舗ひしめく昼行路線への新規参入、勝算は?
西鉄など老舗のバス事業者が築いた九州の昼行高速バス路線に、ある新興事業者が真っ向から競合する形で新規参入しました。成功例が少ない昼行路線への後発参入、既存路線の乗客に振り向いてもらうには、何が必要なのでしょうか。
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震災被害の南相馬に東京行き高速バス復活 混乱期から「地元の足」支えたバス会社の軌跡
東日本大震災で大きな被害を受けた福島県南相馬市と、東京を結ぶ高速バスが運行を開始しました。震災直後の混乱期から地元の足を支えた新興のバス会社が、満を持して打ち出す路線です。現地は復興が進み、新ステージを迎えつつあります。
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地方の「大阪への足」ピンチ G20期間中の高速バス大規模運休、影響は広範に
「G20大阪サミット」の開催にともなう交通規制の影響で、大阪に発着する高速バスの多くが4日間にわたり運休や経路変更を余儀なくされます。高速バスのシェアが大きい地域では、その影響は深刻です。事業者はどう対策するのでしょうか。
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深刻バス運転手不足 続行便出せない、人手不足倒産… 女性&若年層活用へ業界に変化も
バス運転手が不足し、本来のサービスを提供できなくなる事例が増えています。採用活動が国ぐるみで活発化するなかでも、特に若年層と女性の活用が遅れている背景には、「憧れの業界」だったがゆえの、構造的な問題が横たわっています。
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「中央高速バス」はなぜ高速バス市場のお手本に? 変化する甲信地方の高速バス事情
甲信地方の中央道沿線では、京王ら老舗のバス事業者が開拓した「中央高速バス」が地元に定着。一方、上信越道を経由する東京~長野市間は様相が異なります。また近年は外国人利用者が増え、状況に変化が出てきました。
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高速バス「大都市間路線」が「ドル箱」になるまで 東京~大阪・名古屋・仙台 遅れた開拓
首都圏~京阪神間、あるいは首都圏~仙台間といった高速バスの「大都市間路線」では多数の業者が競合し、サービスや価格の面でしのぎを削っています。しかし、その市場は近年になって開発が進んだものでした。