森口誠之(鉄道ライター)の記事一覧
Writer: 森口誠之(鉄道ライター)
1972年奈良県生まれ。大阪市立大学大学院経営学研究科前期博士課程修了。国内全鉄道と海外80ヶ国以上を旅しながら鉄道史や資料調査に没頭する。主な著書に『鉄道未成線を歩く 国鉄編』『同 私鉄編』、『開封!鉄道秘史 未成線の謎』など。
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動きだすか京阪中之島線「九条延伸」構想 凍結された夢洲アクセス 地下鉄乗換でIR需要を取り込める?
京阪グループが中之島線の延伸について検討を始めました。万博後に夢洲で計画されているIRの需要を取り込む狙いですが、これまで延伸計画は幾度となく浮上してきました。利用が低迷する中之島線の起爆剤にできるのでしょうか。
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どうしてこんなに地味なんだろう「JR草津線」 国鉄型も静かに消えた京都の近郊線 実は“134歳”
長く残った国鉄型電車113系と117系の引退で話題になったJR草津線。しかし鉄道ファンが現地に殺到することもなく静かに消えていきました。京都の近郊路線でありながら、どうにも地味な同線、実は深いバックグラウンドを持っています。
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今後何十年も? 北陸新幹線「敦賀乗り換え」の不都合 関西→福井の利用者数はかなり微妙な評価も
北陸新幹線の敦賀開業まであと1年。整備効果として、対首都圏には大きな期待が寄せられる一方、対関西などには課題が生まれ、微妙な評価が下されています。最大のネックが「敦賀乗換」で、今後長いあいだ続くことになりそうです。
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壮大だった“伝説の未成線”ついに一般開放へ バスが走った幻の鉄道「五新線」地域はどう活かす?
旧国鉄の数ある未成線のなかで、とりわけ知名度が高い「五新線」が、ついに一般開放されます。かつて国鉄バスの専用道として使われた鉄道施設を、地域の負の遺産とせず観光資源に活かす取り組み、今後どう実を結んでいくでしょうか。
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「大阪ひだ」はなぜ残った? 新型HC85系でロングラン存続 「直通は便利」が再発見される
高山本線の特急「ひだ」が新型車両に置き換えられ、去就が注目されていた大阪発着の1往復も、新車投入のうえ存続しました。「大阪しなの」は廃止されましたが、「大阪ひだ」はなぜ残ることになったのでしょうか。
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客を乗せたまま“車庫”へ引き上げる!? 「大阪ひだ」岐阜駅のレア運用 特急じゃ日本唯一?
高山本線の特急「ひだ」で1往復ある大阪駅発着。このたびキハ85系から新型HC85系へ置き換えられますが、その後も継続して岐阜駅では、特徴的な運用が行われます。客を乗せたまま、いったん“車庫”へと引き上げてしまうのです。
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梅田の広大な貨物駅 なぜ長く残った 「大阪最後の一等地」が未だ空白の理由 どう変化?
大阪梅田を通るJRの貨物線が地下化されます。しかし、地上の貨物駅跡にはいまだ更地も残ります。他の大都市では貨物駅の再開発が完了するなか、ここだけは長く貨物駅が存続しました。「大阪最後の一等地」はどう変貌するのでしょうか。
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京王相模原線「幻の延伸計画」 京王以外も目指していた“終点”はいま
東京の多摩ニュータウンを経由し、相模原市の橋本駅を終点とする京王相模原線には、さらなる延伸計画が存在しました。どこを目指し、なぜ実現に至らなかったのでしょう。実は複数社がその場所を目指し、最も近づいたのが京王でした。