種山雅夫(元航空科学博物館展示部長 学芸員)の記事一覧
Writer: 種山雅夫(元航空科学博物館展示部長 学芸員)
成田空港隣の航空科学博物館元学芸員。日本初の「航空関係専門学芸員」として同館の開設準備を主導したほか、「アンリ・ファルマン複葉機」の制作も参加。同館の設立財団理事長が開講した日本大学 航空宇宙工学科卒で、航空ジャーナリスト協会の在籍歴もある。
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頭デカすぎ!! エアバス初の異形機「ベルーガ」なぜ生まれた? 日本のファン注目、将来の“再雇用”とは
エアバスが製造した初めての異形貨物機「ベルーガST」。胴体の上部が膨らんだこのユニークな機体はどのように生まれたのでしょうか。また経年化も進んでいますが、その将来にも注目です。
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まるでサソリ! 尾翼でっぷりの珍スタイル3発プロペラ機「トライ・ランダー」 なぜその形に?
ブリテン・ノーマン社の大ヒット・プロペラ機「アイランダー」の系譜をくむ、通称「トライ・ランダー」は垂直尾翼の上部にエンジンを配置するという、独特の形状を持つ3発機です。特異なエンジン配置は、何の目的で生まれたのでしょうか。
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ジャンボ機の“コブ”の上にもっとデカい“コブ”! 異形すぎる747「ドリーム・リフター」なぜ誕生?
ボーイング747のトレードマークとなっている“コブ”のうえに、さらに大きなコブをつけた異形の貨物機「ドリーム・リフター」があります。この二重コブ飛行機は、なぜ生まれたのでしょうか。
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カエル目の輸送機C-74「グローブ・マスター」ナゼその形に? ヒット作ならぬも残した功績
いまから77年前の9月5日、ダグラス社が開発した輸送機C-74「グローブ・マスター」が初飛行しました。ヒット機にはならなかったものの、独自の設計と隠れた功績を持つ機体です。
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73年前でジャンボ・ジェットより巨大! 怪鳥プロペラ旅客機「ブラバソン」の伝説 機内に映画館!?
いまから73年前、巨大機とされるボーイング747をも上回る大きさのプロペラ旅客機が初飛行しました。イギリスが威信をかけて開発したこの機体、現代では考えられない独特なものが詰まっていました。
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まさかの“双胴”採用!…なぜ? 露・スホーイ初の旅客機「Su-80」が異形すぎた件
Su-27をはじめ、戦闘機の名門メーカーであるロシアのスホーイ社。同社が初めて制作した旅客機がリージョナル機の「Su-80」です。この機体、通常のリージョナル機とはあまりに異なる設計が施されていました。
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ダグラスDC-10なぜ“尾翼にエンジン串刺し”に? 初期の「ジャンボ」っぽい設計から一転…その経緯
かつてJALでも導入された、垂直尾翼にジェット・エンジンを“串刺し”にするスタイルを採用した三発エンジン機「DC-10」。この機体は、なぜこのような設計になったのでしょうか。その遍歴を見ていきます。
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ボーイング777の次「717」ですって? 命名法則ガン無視旅客機が飛ぶまでの波乱万丈
いまから24年前、ボーイングの旅客機「717」が初飛行しました。実はこの機、開発経緯や型番の付け方まで、ほかのボーイング機とは大きく違うモデルです。どういった経緯があるのでしょうか。
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JALも発注「ボーイングの超音速旅客機」なぜ挫折? 「コンコルド」超えの高スペックとは
アメリカでは、これまで実用化された超音速旅客機はありませんが、実は、かのボーイング社がこれを作ろうとしていました。この機体はどのような飛行機で、なぜとん挫したのでしょうか。
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エアバス機の型式名「A3?0」のナゾ 「A380」だけ仲間外れナゼ? 始まりが「A300」だったワケ
ヨーロッパのエアバス社では初の旅客機「A300」デビュー以来、モデル名をA310、A320、といったように時系列順に二桁目をが増やす法則があります。その例外となるのが、超大型機「A380」。なぜでしょうか。