味スタに行くと見かける“レア飛行機”実は新型が登場間近!? 元の良さは活かしつつ大幅進化
府中競馬場とかに行くと空をたまに飛ぶあの機体。
調布空港と東京島嶼間を飛行する機体としても有名
ドイツの航空企業であるゼネラル・アトミックス・エアロテック・システムズ(GA-ATS)は2025年5月6日、現在新型機である「Do228 NXT」の開発・製造を進めていると発表しました。

同機はGA-ATSの前身であるドルニエで開発された双発ターボプロップ機であるDo 228をベースにしている機体です。このDo228に関しては国内でも新中央航空が所有しており、調布飛行場と東京島嶼間を結ぶ路線向けの機体として使われています。
Do228 NXTは特殊任務や輸送飛行に対応できる即応性と多用途性を備えた航空機とのことで、民間ではなく軍用での運用を中心に考えられている機体です。最新技術を反映した多くの現代的なコンポーネントが導入されており、主な改良点は、キャビン内のLED照明、ブレーキシステムの刷新、新型電動空調システムの搭載、新しい姿勢・方位基準システム(AHRS)などです。
また、より効率的な部品の採用や生産工程の最適化により、コスト削減や軽量化といった副次的なメリットも付与されています。さらにDo228と同様、短距離離着陸性能にも優れ短い滑走路からでも離着陸が可能です。
なお、機体に関しては2025年に入り最初の機体の最終組み立てが開始されており、数か月以内には完成する見通しとのことです。GA-ATSは「Do228にとって新たな時代の幕開けを告げる」としています。
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