「特別展 天空ノ鉄道物語」まもなく開幕 鉄道各社協力お宝集合 ドア弁&駅そばも〈PR〉

「特別展 天空ノ鉄道物語」が開幕。駅、寝台特急、SL、ヘッドマーク、標識、時刻表、駅弁、駅そば、写真、制服、模型、玩具、ゲーム、アニメなどが多岐にわたり取り上げられており、子どもから大人まで楽しめるのが特徴です。

海抜250mに「天空駅」出現

 東京「六本木ヒルズ」(東京都港区)の森タワー52階にある森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリーで、2019年12月3日(火)から鉄道の大展覧会「特別展 天空ノ鉄道物語」が始まります。

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会場に出現する「天空駅」夜のイメージ(画像:日本テレビ放送網)。

 JR7社をはじめ、東京メトロ、東京都交通局、小田急電鉄、京王電鉄、京急電鉄、京成電鉄、相模鉄道、西武鉄道、東急電鉄、東武鉄道、そして交通新聞社、JTBパブリッシング、タカラトミー、トミーテック、タイトーなども全面協力。海抜250mの「天空駅」を舞台に、改札や寝台列車、SL、制服、時刻表、駅そば、駅弁、ヘッドマーク、標識、写真、模型、玩具、ゲーム、アニメーションまで、鉄道とその文化にまつわるものを多岐にわたって紹介しています。

●「特別展 天空ノ鉄道物語」公式ウェブサイト

「JR発足記念ヘッドマーク」が集結

 列車の先頭車両に取り付けるヘッドマークを全国各地から集めて展示。そのなかでも目玉は、1987(昭和62)年4月1日、国鉄が分割民営化されてJR各社が発足したときに掲出された記念ヘッドマークです。「JR」のマークに「こんにちは」「よろしく」とメッセージが添えられたものもあります。JR7社分が一堂に会するのは今回が初めてといいます。

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JR各社の発足記念ヘッドマーク(画像:日本テレビ放送網)。

過去50年分以上の時刻表バックナンバーがずらり

 東京オリンピックが開かれた1964(昭和39)年から現在までの国鉄・JR時刻表を書架に陳列。360度見渡せる形でバックナンバーが並びます。現在の『JTB時刻表』と『JR時刻表』の過去の号を両方とも見られる珍しい機会です。

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東海道新幹線開業時刻を掲載した『国鉄監修 交通公社の時刻表』1964年10月号と、JR発足時の『JNR編集時刻表』1987年4月号(画像:日本テレビ放送網)。

寝台特急「トワイライトエクスプレス」のレプリカ初公開

 2015年3月まで大阪~札幌間で運転されていた寝台特急「トワイライトエクスプレス」の原寸大車両レプリカも展示されます。展望を満喫できるA寝台個室「スイート」と、食堂車の一部を再現。かつての豪華寝台列車の旅を追体験することが可能です。

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寝台特急「トワイライトエクスプレス」の原寸大車両レプリカの展示イメージ(画像:日本テレビ放送網)。

「天空駅」の昼と夜、中から飛び出す列車ドア

 六本木ヒルズ森タワー52階の外周部「スカイギャラリー」には、ベンチや看板などが設置された「天空駅」が出現。昼はAR(拡張現実)を介して、さまざまな不思議な列車がホームに入線する様子を映像で体感できます。夜は駅舎上部の高さ11mの空間に大型映像が現れ、夜景のなかを明かりのついた列車が走り抜ける幻想的な光景を楽しめるとのこと。

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「天空駅」昼のイメージ(画像:日本テレビ放送網)。
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夜景のなかを列車が走る「天空駅」ARの開発途中イメージ(画像:日本テレビ放送網)。

 全国のさまざまな鉄道会社に協力を得た、鉄道車両のドアを並べたデジタルインスタレーションも登場。触るとドアが開いて中からいろいろなイメージが飛び出します。「天空駅」と車両ドアのインスタレーションは、いま、注目のビジュアルデザインスタジオ「WOW」が制作します。

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鉄道車両ドアインスタレーションのイメージ(画像:日本テレビ放送網)。

製造当初の姿の「一号蒸気機関車」段ボールで復活

 段ボールでできた巨大な「一号蒸気機関車」も展示。大の鉄道好きで幼少期から鉄道模型を作ってきたというアーティストの島 英雄さんが、明治期にイギリスから輸入されて日本国内で初めて運行された一号機関車の製造当初の姿を、長さ約7m、高さ約3.5mの原寸大で完全再現します。重さは約300kgだそうです。

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段ボールで作られた「一号蒸気機関車」(画像:日本テレビ放送網)。

「アンパンマン列車」『未来のミライ』黒い新幹線

 四国を走る「アンパンマン列車」の、虹をイメージしたカラフルな座席や、細田 守監督作品『未来のミライ』に登場する「空想の東京駅」、「黒い新幹線」の「骸骨座席」も展示。実際の新幹線のデザインも手掛けた川崎重工業のデザイナーによる貴重な資料も見学できます。

中井精也さんの写真作品を展示

 会場では、鉄道写真家である中井精也さんの写真展「鉄道のある暮らしの風景 ~夢と希望の三陸鉄道~」も開催。東日本大震災で甚大な被害がありながらも復活し、人々の暮らしを支えるべく奮闘する三陸鉄道の姿を捉えた作品が展示されます。未公開の写真も披露される予定です。

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中井精也さんの展示作品の一例(画像:日本テレビ放送網)。
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中井精也さんの展示作品の一例(画像:日本テレビ放送網)。

「食×鉄道」も充実 あの地下鉄立体路線図ガチャも

 客が1杯分のコーヒー豆が入ったカプセルをガチャガチャマシンで購入し、自分でコーヒーを淹(い)れる「GACHA GACHA COFFEE×METRO」も登場。東京メトロ、東京都交通局とのコラボで、地下鉄に関する展示や映像をコーヒーとともに楽しめます。さらに、東京を走る地下鉄の線形や高低差を立体で再現したガチャガチャも設置。各路線をそろえて組み上げると地下鉄の立体路線図が完成します。

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カフェ「GACHA GACHA COFFEE×METRO」のイメージ(画像:日本テレビ放送網)。

 会場と同じ52階にある既設のカフェ「Cafe THE SUN」は「天空駅カフェ」として特別仕様に。開業したばかりである相鉄・JR直通線の相鉄12000系電車をイメージした「雪化粧列車のチーズケーキ ~相鉄・JR相互直通記念 12000系コラボデザート~」1200円(税込)や、列車のヘッドマークをデザインしたカフェラテ(各850円〈税込〉、セット割引あり)など、見て、食べて楽しめるスイーツやドリンクがそろいます。

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「Cafe THE SUN(カフェ ザ サン)」で提供される相鉄・JR相互直通記念12000系コラボデザートのイメージ(画像:日本テレビ放送網)。
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「Cafe THE SUN(カフェ ザ サン)」で提供されるヘッドマークラテのイメージ。JR北海道商品化許諾済、JR東日本商品化許諾済、JR東海承認済、JR西日本商品化許諾済、JR九州承認済(画像:日本テレビ放送網)。
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「Cafe THE SUN(カフェ ザ サン)」のオリジナル「天空駅そば」。左が関東風の「海老天蕎麦」、右が関西風の「タヌキ蕎麦」(画像:日本テレビ放送網)。

 さらに「Cafe THE SUN(カフェ ザ サン)」では、オリジナルの「天空駅そば」が登場。会期前半は関東風の「海老天蕎麦」1000円(税込)、後半の2020年1月27日(月)からは関西風の「タヌキ蕎麦」980円(税込)が提供されます。どちらも1日30食限定。いなりと、昔懐かしいポリ茶瓶付きです。さらにご当地うどんとして、会期前半は高松駅「めりけんやうどん」、後半は広島駅「驛麺屋(えきめんや)うどん」も加わります。いずれも1日30食限定、おにぎりとポリ茶瓶付きで1000円(税込)です。

「ろくもん」コース料理やオリジナル「ドア弁」も楽しめる!

 同じく52階にある既設のレストラン「Restaurant THE MOON(レストラン ザ ムーン)」では「横川駅のおぎのやのそば」を会期後半に提供(冷凍みかん、ポリ茶瓶付きで1000円〈税込〉。1日30食限定)。しなの鉄道の観光列車「ろくもん」の車内で提供されるアトリエ・ド・フロマージュのフルコースの料理も同じく会期後半から登場します。長野のブランド食材や新鮮野菜、チーズなどを楽しめる内容で、ディナーコースは1万円(税・サ別)、それから魚料理を除いたランチコースは6800円(税・サ別)です(各コース限定10食)。

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「ろくもん」コース料理のイメージ(画像:日本テレビ放送網)。

 特設ショップでは駅弁を販売。期間を区切ってその地域の人気商品が並ぶほか、会期中の土休日と2020年1月1日(水・祝)から7日(火)までは復刻パッケージの駅弁も登場。「特急列車ヘッドマーク弁当」も店に並びます。

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会期中の土休日と正月期間には各種の「特急列車ヘッドマーク弁当」が登場(画像:日本テレビ放送網)。

 また、「天空駅そば」の登場にあわせて「くるり」の岸田 繁さんが書き下ろした楽曲『そばを食べれば』の復刻版CD(550円)が999枚限定で会場限定販売されます。

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「天空駅」のオリジナル駅弁「ドア弁」のイメージ。選んだ好きな中身ふたつが車両ドアを模したパッケージで提供される(画像:日本テレビ放送網)。

「Cafe THE SUN(カフェ ザ サン)」では天空駅のオリジナル駅弁「ドア弁」も販売。選んだ好きな中身2種類が、鉄道車両のドアをイメージしたパッケージで提供されます。

中川家礼二さんと松井玲奈さんがアンバサダーに

 アンバサダーには、鉄道好きで知られるお笑い芸人の中川家礼二さんと、女優の松井玲奈さんが就任。これにあたって中川家礼二さんは「鉄道の面白さや奥深さをしっかりと伝えていきたい」と意気込みを語るとともに、「ドラマなどを見ていても、映り込んだ鉄道や駅が気になってストーリーに集中できず、思わず話しかけてしまい、妻から突っ込まれることが多々あるんです」と家庭でのエピソードを披露しました。

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中川家礼二さんと松井玲奈さんが「特別展 天空ノ鉄道物語」のアンバサダーに就任(画像:日本テレビ放送網)。

 松井玲奈さんは「2度や3度来ても楽しめる見どころを発信したい」と抱負を語るとともに、「大の新幹線好きで、特に車両を前から見た時のフォルムが好きな『顔鉄』なのですが、最近では新幹線のトイレの進化が気になってしまい、乗るといつもチェックします」と鉄道へのあふれる愛を語りました。

「超・特急定期券」やお得な前売券が販売中!

 チケットは、開幕前日12月2日(月)に開催される特別内覧会に招待され、会期中は何度でも入場できる「超・特急定期券」(1万900円)が限定500枚で登場。売切れ間近ですが、ローソンチケット(ウェブ)のみで販売中です。

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会期中何度でも入場できる「超・特急定期券」のイメージ(画像:日本テレビ放送網)。

 前売券は日テレゼロチケや公式ウェブサイト、ローソンチケット、イープラス、チケットぴあ、セブンチケットなどで12月2日(月)まで販売。価格は一般2300円、高校生・大学生1500円、4歳から中学生800円です。非売品の国鉄冷蔵コンテナデザインサコッシュ(肩掛けミニバッグ)付きチケットも数量限定、4600円(税込)で販売されています。

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国鉄冷蔵コンテナサコッシュ(画像:日本テレビ放送網)。

 当日券は一般2500円、高校生・大学生1500円、4歳~中学生1000円です。

開催概要

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「特別展 天空ノ鉄道物語」は2019年12月3日スタート(画像:日本テレビ放送網)。

・名称:特別展 天空ノ鉄道物語
・会期:2019年12月3日(火)から2020年3月22日(日)まで。会期中無休
・時間:10時から20時(火曜は17時)まで
・会場:森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
・主催:日本テレビ放送網、森アーツセンター、日テレイべンツ
・協賛:光村印刷
・協力:JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州、JR貨物、東京メトロ、東京都交通局、小田急電鉄、京王電鉄、京急電鉄、京成電鉄、相模鉄道、西武鉄道、東急電鉄、東武鉄道、CS日本、J-WAVE、テレビ神奈川、交通新聞社、JTBパブリッシング、保安サプライ、タカラトミー、トミーテック、タイトー、ヤマトGL、東急テクノシステム

●「特別展 天空ノ鉄道物語」公式ウェブサイト

●日テレゼロチケ

【了】

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