航空の記事一覧
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旅客機の窓はなぜ丸い? 過去には四角やおにぎり型も 塗装で丸窓を四角く見せたことも
「旅の車窓」という言い回しがありますが、飛行機の窓外に広がる景色も旅の楽しみのひとつでしょう。その窓の形、なぜ飛行機には角張った窓がないのでしょうか。そこには墜落事故にもつながりかねない重要な意味がありました。
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もしかしたら別機になっていたかも 初の攻撃ヘリAH-1「コブラ」 本命消失で主役に
アメリカが開発した本格的な攻撃ヘリコプターにはAH-1「コブラ」とAH-64「アパッチ」の2種類があります。しかし両者のあいだには試作で終わった機体がありました。本当はそれが本命でありAH-1は繋ぎの存在でした。
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「エース専用機」って実在したの? 特別仕様やワンオフ機 伝説のルーデル機は…?
創作物の世界ではお馴染みの「エース専用機」や「先行試験機」といった機体は、現実には存在するのでしょうか。明確にそうとは言い切れないものの、それっぽい軍用機ならば、実はいくつか存在しています。
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旧陸軍 秘密兵器「空中機雷」の正体 「一〇〇式司偵」に搭載し戦果6機の本当のところ
太平洋戦争中、南方戦線にいた連合国軍のあいだに、日本軍が「空中機雷」なる新兵器を完成させたとの情報がもたらされます。やがて旧日本陸軍の一〇〇式司偵を追撃する連合国軍機の眼前で、それは秘密のベールを脱ぎました。
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F-14「トムキャット」の礎のひとつ 初の実用可変翼戦闘機「ジャガー」を知っているか
可変翼機といえば、映画にも描かれたF-14「トムキャット」戦闘機が広く知られますが、アメリカ海軍が開発した可変翼機としては、実は唯一の成功例です。陰にはもちろん試行錯誤があり、XF10F「ジャガー」もそのひとつでしょう。
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旧陸軍「イ式重爆撃機」2年足らずで使い捨ての理由と背景 不遇のイタリア機…なぜ?
昭和初期、日本とイタリアは軍事同盟を結んでいましたが、同じく同盟を組んでいたドイツ製兵器と比べると、日本国内で当時のイタリア製兵器はあまり知られません。しかし数少ないながらも、旧日本軍で制式化し採用された例もありました。
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5分で組み立てOK タイヤ会社グッドイヤーの風船式飛行機「インフレートプレーン」とは
「ホームビルド機」と呼ばれる自作の組み立て式飛行機は、第2次世界大戦前の1920年頃からすでにありましたが、それらとはひと味違う組み立て式の飛行機をアメリカのグッドイヤーが1950年代に開発しました。
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理由は「唯一のフランス製」 陸自のヘリ版政府専用機 特別なのは用途や内装のみならず
航空自衛隊が運用する民間旅客機ベースの要人輸送機である政府専用機は、「日本版エアフォースワン」と形容されるなど比較的知られていますが、同じく要人輸送に特化した特別輸送ヘリコプターが陸上自衛隊で運用されています。
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「機首が真上なら滑走不要」を実際にやった初の垂直離着陸機コンヴェア「ポゴ」の挑戦
東西冷戦初期、世界中で垂直離着陸が可能な戦闘機の開発が盛んになりました。コンセプト自体は第2次世界大戦中のドイツが発端で、それを参考に実機の開発まで至ったのはアメリカが初めてでした。
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鉄道車両メーカーがステンレスで飛行機を作ったら? RB-1「コネストガ」の挑戦と顛末
ステンレス鋼は錆びにくい鉄として、身近なキッチン用品を始めとして、医療器具や薬品関係、建物、船や鉄道車両など幅広く使われています。第2次世界大戦中には、航空機の構造材として用いられたこともありました。