「日中の飲酒運転」なぜ増加? 「朝」最多の県も アルコール分も高い傾向

相次ぐ飲酒運転の厳罰化で減少傾向にあった飲酒運転。新型コロナウイルスの影響もあいまって、件数はさらに減少しているようですが、相対的に増えつつあるのが「日中」の飲酒運転。件数ベースでは朝が最多になった県もあります。

福岡では「朝8時から10時台」最多に

 飲酒運転は2000年代以降、相次ぐ厳罰化により減少傾向にありますが、そうしたなか2020年現在、相対的に「日中の飲酒運転」が増加しています。

 警察庁は2019年8月、全国の飲酒運転事故の4割が日中(午前6時台から17時台)に発生し、その割合が年々増加傾向にあると発表、福岡県では同年、日中の事故件数の割合が夜間のそれを上回りました。

 そして新型コロナウイルスの流行により夜間の人出が減った2020年、福岡県では1月から8月までに発生した飲酒運転による事故件数が、前年同期の約24%減、件数にしてマイナス23件と大幅に減少しました。一方、事故の発生時間帯で見ると、「朝8時から10時台」が最も多くなっています。

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日中の飲酒運転が増加傾向にある。写真はイメージ(画像:dolgachov/123RF)。

 福岡県警によると、昼間の飲酒運転、特に午前中は前夜の深酒による二日酔い運転が多い一方で、午後に事故を起こした人の多くは飲酒後4時間以内の運転とのこと。また昼間の飲酒運転事故で「酒を飲んだ場所」を見ると、2019年の時点でも、その6割が「自宅」だったそうです。

 なかには、自宅やコンビニエンスストアの駐車場で飲酒してそのまま運転したり、ビール片手に飲みながら運転したりする確信犯もいるとのこと。昼間のほうが、高濃度のアルコール分が検出される割合が高いといいます。

 福岡県では2006(平成18)年、博多湾に架かる海の中道大橋(福岡市東区)で酒に酔ったドライバーに追突されたクルマが海に転落、幼児3人が死亡する事故が発生しました。これを契機として県は、飲酒運転と疑われる事例を見かけた場合に、110番通報する努力義務規定を設けるなど、全国でも飲酒運転の防止に最も力を入れています。走行中にふらついていたり、雨なのに窓を開けていたりと不自然なクルマがあれば、通報してほしいと呼び掛けています。

【了】

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